2月28日(現地時間)、第88回アカデミー賞の各部門受賞者・受賞作品が発表。長編アニメーション部門は『Inside Out』(Pete Docter and Jonas Rivera)が受賞した。この『Inside Out』は『インサイド・ヘッド』の邦題で公開されたディズニー/ピクサー作品。日本作品ではスタジオジブリの『思い出のマーニー』(米林宏昌)が選出されていた。

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The Oscars公式サイトより

 一方、短編アニメーション部門では『Bear Story』(Gabriel Osorio and Pato Escala)が受賞した。ノミネートには日本作品は選出されていなかったものの、密かに注目を集めていた作品に『We Can't Live Without Cosmos』(Konstantin Bronzit)がある。

 この『We Can't Live Without Cosmos』は昨年、東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2015の短編コンペティション部門にてグランプリを受賞した作品でもある(記事参照)。TAAFは今年も3月18日からの開催が迫っている中、年明けからメインとなるコンペティション部門への応募作品が正式に審査されたのか否かに焦点が集まっている。

 実行委員会および日本動画協会は問題ないとして、開催に向けた準備を進めてきている。しかし応募された作品を公正に審査したかどうかという以前に、そもそも国際映画祭のセオリーに則した審査がなされていないという点は揺るがない。仮に作品を破棄していないとしても、国際映画祭としてあるべき姿を破棄してしまったことが問題だろう。

 これは表面上、国際映画祭としての外形が整っていればよいという話ではない。国内でも国際映画祭を名乗っている映画祭が大小様々あるものの、しかるべき審査や開催の手順を踏んでいないのであれば、単なる上映イベントでしかない。

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ちなみに昨年の長編グランプリは『Song of the Sea』。アカデミー賞にもノミネートされていた作品。

“Anime”ファンにしてみれば上映イベントでも特に気にならないかもしれない。とはいえコンペティション部門で上映される作品は基本的に“Animation”なのである。先の文末で“Anime”と“Animation”の温度差について記したが(記事参照)、関連としては、日本と海外についての話は国内外の“Anime”ファンのみを対象とした話ではない。

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