『脱ネット・スマホ中毒』著者インタビュー

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『脱ネット・スマホ中毒』(遠藤美季/誠文堂新光社)

 今、電車の中を見渡すと、スーツを着たサラリーマンも赤ちゃんを連れたお母さんも自分の親くらいの高齢者もせっせと首をかがめてスマホを見ている。電車の中の暇つぶしならまだいいが、朝から晩までスマホを手放せない、友達のログイン状況や自分のつぶやきへの反応が気になって数分おきにチェックしてしまう、うっかり出先でスマホの電池が切れてしまうと狂おしいまでにイライラする……とまでくると、もはや禁断症状だ。『脱ネット・スマホ中毒』(誠文堂新光社)の著者でもあり、ネット依存に取り組むangels-eyes代表、遠藤美季氏にネット依存の現状と、対応策について話を聞いた。


■「やめたいのに自分の力ではやめることができない」=依存

――私がネットを始めたのは大学生だった2000年前後ですが、当時はSNSもブログもなく、スマホも一般的には普及しておらず、ごく一部の好事家がHTMLでホームページを作っていた、のどかな時代でした。

遠藤美季氏(以下遠藤) パソコン、スマホとここまでハードが便利になると、依存する人が増えても当たり前かなと思いますね。ただ、今の学生はスマホから入るためパソコンが使えない人が多く、大学でパソコンの基礎的な操作を教える授業があるようです。

――私が学生のころもパソコンの授業がありました。IT技術は15年でものすごく発展したはずなのに変わらないんですね。

遠藤 使う側の使いやすさは洗練されましたが、使える人は増えていないんです。家族全員がそれぞれスマホを使っていて、パソコンがない家も多いですよ。

――angels-eyesへのネット依存の相談は、「本人」「周囲から」のどちらが多いのでしょうか?

遠藤 一番多いのは家族からですが、「やめたいのに自分の力ではやめることができない」と本人から相談が来ることも少なくはないですね。この状態がまさに依存だと思います。親が子どものネット依存を心配して相談してくるケースが多いですが、夫が妻の、妻が夫のネット利用を相談してくることもありますね。

 ただ「子どもがネット依存だ」と相談してくる親の中には、子どもに対し過干渉な親もいます。なので、子どもがネットに依存してしまう気持ちもわからなくもない。親が変わらない限り、子どもは変われないだろうな、というケースもあります。

 そんな親にネットだけの問題ではないのでは? と言ってみても、返信が来なくなるか、「そうですね」と答えつつも、まったく届いていないだろうなと感じます。子ども相手より大人相手の方が難しいです。

 また、メール相談では、「このメールを読んだらほかの依存の掲示板などをさまよわず、一度ネットから離れてください」というのは、一貫して伝え続けています。ネットにはさまざまな意見があるので、それを延々と探し回ってしまいがちになりますので。

――事態の改善よりも、今の自分に耳あたりのいい言葉を求めさまよっている人は多そうですね。

■朝起きて最初にするのが動画サービスへのログイン

遠藤 私はネット利用の講座で中学校に行くことが多いのですが、動画にはまっている小・中学生は多いですね。動画に対しリアルタイムでコメントをしあったり、中にはYouTubeに動画をアップする子もいます。ニコ生配信のようなLIVE機能がスマホひとつで手軽にできるなど、いろいろな動画サービスが増えています。

 動画にはまっている小・中学生は、朝起きたらまず普段使っている動画サービスにログインするんです。そこには「これから学校いくー」「いってらっしゃい」「放課後どうするの?」みたいなコメントがリアルタイムであふれていて、ほかの子たちも朝からログインしている子が多い。その中には学校の友達だけでなく、ネット上だけのつながりの人もいます。当然生放送なので、何かやらかしてしまったら取り返しがつきません。

――学校もあるのに朝からそんなにつながって息苦しくないのかと思ってしまいますが、確かに中学生くらいですと友達とのコミュニケーションが楽しい時期でもありますよね。

遠藤 リアルの家族や、友達とうまく関係が築けずに、居場所のない子がネットで人とつながりができるということもありますので、ネットの人間関係の全てが悪いと言ってはいけないと思うんです。でも、会ってみて、話してみないとわからない点というのはとても多いですよね。

――ネット上の人格は、特に匿名だと偽悪的になりがちですし、あてになりませんよね。angels-eyesは2002年設立ですが、当時はまだfacebookやTwitterもありません。そのときからすでにネット依存問題を感じていたのでしょうか?

遠藤 当時はチャット依存が問題になっていました。チャットにはまって会社をつぶしてしまった人さえいました。ただこれも、チャットにはまったから会社がつぶれたのか、会社が傾き始めたからチャットに逃避したのか、経過を追わないといけませんが。


■国もネット利用を後押ししている~一億総スマホ活躍(依存)時代到来

遠藤 今朝国会を見ていたのですが、今の政権は国民にスマホの利用を推奨しています。一億総スマホ時代になるのかもしれませんね。

――災害時、緊急時に通信手段があるのは便利ですが、発言の出所が特定しやすくなると考えると怖い面もありますね。ただ、政府が後押しする以上、便利なツールは増え、やめたいのにやめることができない人もますます増えていくのかなと思います。

遠藤 今、社会のつながりはSNSなどを通じ広くはなりましたが、一方で一人の相手と向き合う関係は浅くなっています。その中で、子どもは特に安定感を求めてしまう。自己肯定感の高い子なら一人でやっていけるでしょうが、そうではない子は不安だから、人とつながって、安心、安定できる居場所を求めてしまう。それがネット依存という形となって出てきているのかなと思います。

――不安だからつながるのは、子どもだけでなく大人にも多そうですね。ネット依存の相談には、どうアドバイスしているのでしょうか?

遠藤 子どものネット依存で親が相談に来た場合は、まず家庭環境や学校などに問題がないか探りつつ、親子間で十分に会話をして、まず信頼関係を作ること、そして親が子どものネット利用を頭ごなしに否定せず、関心を持つことを薦めています。ある程度いい関係ができてきたら、子ども側にルールを決めさせます。「○時以降はネットをしない」などですね。

 本人から相談が来た場合も同じです。まずは頭ごなしに押し付けず、利用状況を聞いて、そこからルールを自分自身で作っていく。また、ネット以外に夢中になれるような対象をみつけていくことは、あきらめずにやっていったほうがいいですね。

 ネット依存の中学3年生の子は、自分でルールを作って、手書きのルールを部屋に貼り、実践していくとともに、高校進学など環境の変化もいいように働いて、すっぱり深夜のネットはやめられるようになったんです。親は子どもの依存が延々と続くと思いがちなんですが、子どもは結構一過性も多いんです。彼氏や彼女ができてぴたっとネットを見なくなるという子もいますよ。ただ、もう大人で環境の変化も乏しく、やりたいこともお金もなくて、ネットしかやることがない、という人からネットを取り上げたら途方にくれてしまうだけですので、難しい問題です。

「やめたいのにやめられない」というネット依存をなんとかしよう思う場合は、「ネットをやめよう」ではなく、「何でネットに逃避してしまうのか」を考えてみることが大切ですね。

『脱ネット・スマホ中毒』
アマゾンリンク:http://www.amazon.co.jp/dp/4416713894/
(文/石徹白未亜[http://itoshiromia.com/])

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