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『メンヘラ刑事』
(漫画:カズミヤアキラ 原案:本田晴巳/講談社)

 メンヘラヤンデレに目がない筆者が、今一番オススメしたいマンガ、それが『メンヘラ刑事』(講談社)だ。もともと携帯小説&コミック投稿サイト「E★エブリスタ」に、原作者である本田晴巳が小説として投稿したものを、ディスカヴァー・トゥエンティワンが単行本化。そのコミカライズとして「ヤンマガ海賊版」で連載されていたのが今作だ。作画を担当しているのは、小説版のイラストも担当したカズミヤアキラ。警察を舞台に、殺人事件や爆破事件など、ミステリー調に物語が進んでいく。すでに発売されている第2巻で完結しているのだが、読み出すと止まらなくなる。

「あだ名は『メンヘラ』で構いません」と、配属挨拶で言い放つ“メンヘラ”梅林寺凛々子(ばいりんじりりこ)。現役東大卒のキャリア組だが、趣味は自殺の研究。お弁当のふりかけは薬という徹底ぶり。その面倒役に任命されるのが、強面で熱血漢な「瞬殺の竹さん」のあだ名を持つ竹山だ。
 
 2人の初対面は最悪で、凛々子は竹山に「臭い」と言い放ち、消臭剤をぶっ掛ける。竹山は竹山で、凛々子の苗字が覚えられない。しかし、事件を通じて少しずつお互いを信頼していく。その中で印象的なのが、「メンヘラだから、死をナメる奴は許さない。」凛々子が竹山に言ったセリフだ。メンヘラだからこそ、自殺を選んだ死体の気持ちがわかるし、“死にたい”と思っている人間に気づける。

 メンヘラならではの視点を活かし、次々と事件を解決していく2人。しかし第1巻の終わりから、2人の関係にカヲルという女が関わってくる。人殺しを「殺人ショー」と呼ぶ、10年前に大事件を起こした犯人、そう、凛々子をメンヘラにした張本人だ。そしてその事件には、竹山も関わっていた。トラウマを抱える2人が、血みどろの過去にどう挑むのか……。

 全体にテンポがよく、イラストも綺麗。“メンヘラ”というと、事件や問題を起こす側にまわる傾向があると思うが、凛々子は違う。自殺願望が強く、自己評価が極端に低い。それでも手首の傷を隠すし、自分の受けているストーキング被害を誰にも言わない。過去の自分、そしてカヲルと戦っている。世に言う“構ってメンヘラ”ちゃんではないのだ。

 メンヘラ、ヤンデレを題材にした数多くの作品を読んできたが、凛々子の心の葛藤を含め、読み終わった瞬間に、こんなに幸せになってほしいと思うキャラクターは稀だと思う。まったくかみ合わなかった凛々子と竹山がどうなっていくのか、カヲルの目的は何なのか。気になる方は、是非、今作を読んでみてほしい。

(文:森野たぬき)

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