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「Game Politics」より。


 オンラインゲームを楽しむ際に、当然のことながら必ず設定しなければならないのがユーザーネーム。どんなユーザーネームにしたらよいのか、少しばかり考えてしまう向きもあれば、わりと安易にその場の思いつきで命名する向きもあるだろう。しかしいずれにしてもこれまで考えられていた以上に、ユーザーネームは当人の性格や属性を反映したものであるらしい。


■オンラインゲームでも“名は体をあらわす”

 イギリスのヨーク大学の研究チームがアメリカのゲーム会社、Riot Gamesの協力を受けてオンラインゲーマーの登録情報を調査、分析した研究が先頃発表された(正式発表は来年2月)。研究の対象となったのは、Riot Gamesの人気のオンライン・ストラテジーゲーム『League of Legends』に登録している約50万人のユーザー履歴という“ビッグデータ”である。ちなみにこの『League of Legends』のオンライン登録者は全世界で2700万人にものぼるといわれている。

 研究の核となるのは、ユーザーネームが表現しているものと、ゲームの世界の中での行動の関連性を調べることであった。オンライン上でその場に居合わせたユーザーと任意に対戦、もしくは協力してチーム戦闘を行なうことができる『League of Legends』は、プレイを共にしたユーザーを後から評価してデータベースに反映させるシステムが備わっている。一緒にプレイしたユーザーがおおむね尊敬に値する人物であると思えば“Honor(名誉)”のアイコンを、その言動に問題があると感じられ他のユーザーに注意を促したい人物であれば“Report(報告)”を選んで評価することができる。

 一方で研究チームはユーザーネームをそれが表す意味によって大きく2つに分類した。例えば「radguy1987」などのように、自分の年齢がひと目でわかるような月並みな名前と、それとは対照的に場合によっては4文字言葉も盛り込まれるような反社会的で“アブない”ユーザーネームの一群だ。

 研究はおおむね予想通りの結果になった。反社会的な“アブない”ユーザーネームには若者(特に10代)が多く“Report”をされてしまいがちで、一方、月並みなユーザーネームのプレイヤーには若者は少なく、あまり“Report”されることはなく“Honor”を受けることのほう多いという傾向が浮き彫りになったのだ。また月並みな名前ではあるものの、例えば“captain~”や“~king”などのようなポジティブで“優等生的”な名前のグループもあるのだが、実際にそういうユーザーネームのプレイヤーは、チームのリーダー的存在となって活躍する傾向が高いということだ。ゲームの世界であってもまさに“名は体をあらわす”のである。

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