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『春木屋さんはいじっぱり』
(カワハラ恋/KADOKAWA)

 カワハラ恋『春木屋さんはいじっぱり』(KADOKAWA)は、定番・日常四コマに到来した新たなシチュエーションである。

 物語のヒロイン・春木屋さんは、タイトルの通り“いじっぱり”なお嬢様である。表紙から早くもマンホールのフタが外れているところに落っこちてるのに「て、手助けなんていりませんわッ!」と意地を張っている。いやいや、そんなことをいわれたら、逆に助けたい。それどころか守ってあげたくなるじゃないか。

 そんな春木屋さんを取り巻く物語の舞台は、都内に新設された白黒高校。超お嬢様学園の白薔薇女学院と、超ヤンキー校の黒丸高校が合併してできた話題の高校である。

 ヒロインの春木屋剣さんは、元・白薔薇女学院の生徒会長。いじっぱりだけど、実は優しい春木屋さんの願いは、水と油の性質の2つの高校出身者をまとめあげることである。でも、その道は険しいものだ。

 何しろ、元・黒丸高校の生徒会長の橘くんは、超ノリの軽い男。お嬢様な春木屋さんは完全に子ども扱いされて、手玉に取られているのである。

 春木屋さんは、いちいち可愛い。まず、可愛いのに携帯電話に登録されてる友達は1人しかいない。橘くんに「俺は友達は100人はいる」といわれると、半泣きになりながら「ぜいたくじゃないですか」という。

 そう、2つの高校をまとめる使命感に燃える凜とした生徒会長と思わせつつ、春木屋さんは超泣き虫なのである。泣くだけでなく、さまざまな方向に感情表現が豊かで、思い込みも強い。メアドを交換した橘くんが、ほかの女の子と仲よさそうに話をしているところを見ただけで魂の抜けた姿を晒してしまう。でも、いじっぱりな性格だけに「別になんともないですよ」という具合である。

 要は、この作品お嬢様×ヤンキーのラブコメなんだけれども、春木屋さんのいじっぱりが度を超していてキュンキュンしてしまうのである。「ヤングジャンプ」なり「ヤングマガジン」で、お嬢様×ヤンキーのラブコメを描こうものなら、確実にバトルが始まるはず。けれども、出版元はKADOKAWA/メディアファクトリー。ゆえに日常系のスタイルの基本を崩さない物語なので、とんでもない事件は絶対に起こらない(そもそも4コマだし)。重大事件があるとすれば、橘くんとデートするくらいなのである。

 でも、このまま春木屋さんにキュンキュンしているだけで物語はどこまで持続するのか、ちょっと心配も。ただ、現在作品が連載されている「コミックキューン」は、昨年「月刊コミックアライブ」の雑誌内雑誌企画で始まり8月から独立創刊されたもの。「MFCキューンシリーズ」という新たなレーベルも立ち上げられているあたり、商業で採算が取れるレベルの読者の支持はある様子だ。どうも、マンガばっかり読んでいると次第に感覚が麻痺してしまいがちだけど、このくらいのキュンキュン感でいつも満足できる読者も多いのだと再認識した。
(文=ピーラー・ホラ)

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