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『この素晴らしい世界に祝福を!』スニーカー文庫公式サイトより。

 原作が次々とTVアニメ化されたり、“俺ガイル”の愛称で親しまれる『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』が3年連続で「このライトノベルがすごい!」に選ばれたりと、盛り上がりが続くライトノベル(以下、ラノベ)業界。しかし、その業界に対し、作家・鈴木輝一郎氏が苦言を呈し、賛同するような声が多く上がっている。どうやら、単調になりつつあるラノベに、読者も飽き飽きしているようだ。

 連作短編集『めんどうみてあげるね 新宿職安前託老所』(新潮社)に収録される表題作「めんどうみてあげるね」で、「第47回 日本推理作家協会賞」短編および連作短編集部門を受賞した鈴木氏。元タイトーの社員で、同社退社後に作家となった鈴木氏だが、多くの新人賞に落選するなど、『情断!』(講談社)でデビューを果たすまでは、決して楽な道のりではなかったようだ。それもあってか、小説講座を開設したり、エッセイ『何がなんでも作家になりたい!』『何がなんでも新人賞獲らせます!』(共に河出書房新社)を刊行したりと、新人作家の教育に熱心な作家としても知られる。

 その鈴木氏が今月18日、自身のTwitter(@kiichiros)で「ラノベ志望の受講生の原稿がことごとく『異世界モノ』で、現在当惑中。好きで書いてるのは伝わるし、たいてい形も出来てるんだが、何もわざわざこんな競争の激しい素材を選ばなくても、とは思う」と投稿。続けて、「ラノベで『異世界モノ』を素材として選ぶ理由の多くが『調べ物をしなくていいから』ってことだから、ここから頭ひとつ抜け出すのは簡単。『背景をきちんと調べた異世界』を作りゃいいんだ」「鈴木輝一郎小説講座5年やって5人プロデビューしたうちの2人がラノベだから、そう的はずれなことは言ってないと思うぞ」と連投した。

 目覚めるとそこは非常にゲーム的な異世界だった『異世界迷宮の最深部を目指そう』(オーバーラップ)などをはじめ、読まずとも“異世界モノ”だとわかってしまうラノベは多い。また『異世界迷宮の最深部を目指そう』も投稿されていた、小説投稿サイト「小説家になろう」においても、トラックに轢かれ死んだ34歳無職の男が、剣と魔法の異世界で目覚める『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』(メディアファクトリー)や、『この素晴らしい世界に祝福を!』(KADOKAWA)『転生したらスライムだった件』(マイクロマガジン社)といったラノベのヒットもあってか、異世界モノの作品が多数投稿されている。

 そうした背景を受け、鈴木氏のツイートには「個人的には現実味があったほうがいいなぁと思います。主人公と自分を重ねられるような」「特に今季のラノベ原作アニメが似た設定で」といったリプライが見られ、ネット上でも「『現実じゃ活躍できないから異世界に行って活躍する妄想しよう』という発想が気持ち悪い」「異世界っつうか、異世界召喚だな、昨今は。どいつもこいつもニートだのしがないリーマンが異世界に召喚されて『俺TUEEEEEE』。馬鹿かと」「異世界とかバカじゃね? 学園ハーレム異能力バトル書けば楽勝なのに」「編集に言われて仕方なくならともかく、自分から進んでテンプレ量産してりゃ世話ないわな」など賛同するような声が上がった。

 ただ、「それだけクソみたいな現実から逃避したいんだよ」「フォーマットができてるから書きやすいし、読む側もとっつきやすい上に、そこそこ売れてしまうからだろうな」「オリジナル作るスピードが、消費するスピードに遥かに及ばないから」「別に売れるのなら、それでええんちゃうの」「似たようなシナリオばっかりのゲームで育った層が、小説の読者になってるだけ。普通なら小説を読まない層が小説を読む、それが異世界もの」「オタクは異世界が好きなんだよ」と、“読者が求めているならそれで良し”という声も多い。

 また、「ぶっちゃけ面白ければどうでもいい」「面白ければなんでもいいし、それが正義になる」といった極論も聞こえる。少女マンガなら恋愛が描かれ、「週刊少年ジャンプ」(集英社)では王道バトルマンガが受けるように、ラノベは異世界モノという形が定着しつつあるのかもしれない。

議論沸騰! 異世界モノ連発中のラノベ業界に、作家・鈴木輝一郎が苦言「何もわざわざこんな…」のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベライトノベルやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。ラノベ俺ガイル異世界の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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