【シリーズ「ももクロと、おやじノフたちの現在地」case.05】

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2011年2月、SHIBUYA-AXで神聖かまってちゃんとの対バンライブ

 金もある、仕事もある、時間の余裕もある……そんなアラウンド40から50な男性たちを虜にし、大量の“おやじノフ”を生み出した、ももクロこと「ももいろクローバーZ」。2012年にはデビュー以来の悲願だった『NHK紅白歌合戦』に出場し、14年には国立競技場ライブも成功させ今夏はエコパアリーナ2days、またクリスマスには軽井沢スノーパーク3daysライブを予定するなど、今まさに栄華を極めたといっていい。

 だが、どんな季節にも終わりはくるもの。やがて訪れる「ももクロの終わり」を、おやじノフたちはどう考えているのか。そして、彼ら自身の“推しごと”の行方は?

 シリーズ「ももクロと、おやじノフたちの現在地」。総勢10人のおやじノフたちに、モノノフとしての始まりと終わりを語ってもらった。「ももいろクローバーZ」とモノノフの間には、何が存在していたのか。そしてそれは、今後どうなっていくのか。アイドルが与えた「夢」の実像が浮かび上がる──。(取材・文=関口ヒサヨシ)

case.05●ニックネーム「Miyavi」の場合

年齢/37歳
家族構成/独身
職業/会社員

 ライブ会場に行くと、並みいるノフの中でひときわ“赤いオーラ”を放つモノノフがいる。頭のてっぺんからつま先までギャラクシースーツとハットで粋に決め、夏はギャラ浴衣、冬は真っ赤なファーのロングコートで武装するギャラ兄。“夏菜子いるところ、この男あり”と言われる有名デコノフにインタビューをお願いすることができた。

 * * *

――こんにちわ。やっぱり普段はギャラスーツじゃないんですね。当然ですけど(笑)。

Miyavi でもこれは持ってますよ(笑)。(そう言ってカバンからギャラハットを出して見せてくれた)

――マジですか! さすがですね(笑)。そもそも、モノノフになったきっかけは何だったんですか?

Miyavi 2011年の「労働」の頃なんですけど、その頃、ネットでおもしろいものを探すのが日課で、たまたま「ももクロがおもしろい」っていう情報を見たんです。で、今度ツアーをやるっていうんで、じゃ行ってみようかなって。

 当時はまだ競争率はそれほど高くなかったのか、「応募したら当たっちゃった、じゃあ行こう」っていう感じです。3,500円くらいで見れたんですよ、大航海ツアーのいっこ前のヤツです。初日の公演でした。

――その結果、どこにハマった?

Miyavi 実際行ってみたら、見えないし聞こえない。ライブハウスの後ろの方だったんで、オッサンたちの声と頭がうざくって(笑)。ただ、熱量がスゴイ!! そのときは、帰りがけメンバーが見送りをしてくれたんですけど、第一印象が「小っさ!」って。こんな小さいコたちが、あのパフォーマンスやってたんだって驚き。それがアイドルを間近で見た最初の体験でした。

 そのライブのとき、翌日、「ラゾーナ(川崎プラザ)」でフリーライブと握手会をやるっていうんで、翌朝行ってみたら、ものすごい人なんですよ。今からじゃ握手なんてとんでもないって。その時思ったんです、「生半可な気持ちじゃダメだ。やるならとことんやってみよう」って。その日、ライブは見れたんですけど、やっぱり熱量がスゴイ。彼女たちも、小動物を見てるみたいで元気をもらえるんです。

――ももクロの前は誰かのファンだった?

Miyavi かわいい女のコは好きですけど、CD買うとか、グッズ買うとかはなかったです。ビジュアル系バンドが好きで、ライブとかは行ってましたけど。

――その頃、推しメンはすでにあのコ?

Miyavi それが、その2日間はなかったんですけど、その後、アキバの書店で雑誌のお渡し会っていうのがあって、その時はもう夏菜子さんって決めてました。理由はよく覚えてないんですけど……どこか惹かれるところがあったんだろうなぁ。


●アイドルのCDを買う自分を想像できなかった


――当時30代半ばで、中高生のアイドルファンって悩まなかった?

Miyavi “中高生の女のコ”っていうよりは、“アイドル”にハマるってことに抵抗ありました。それまでアイドルのCDなんて買ったことなかったですから。ファンになるっていうより、CDを買うことかな。「オレ、ついにCD買っちゃうのか」って。

――CD買うのがハードルだった? それを乗り越える時すごい勇気が必要だった?

Miyavi 最初に参加したツアーにCDが付いてきたんですよ。だから、申し込むこと自体に悩みましたね。

――家族、友人にはカミングアウトしてますか?

Miyavi 一人暮らしなんで、家族には言ってないです。でも今は知ってますけどね。友人にはすぐにバレました(笑)。

――それはなぜ?

Miyavi 友人の家に遊びに行ったとき、ももクロちゃんがCMか何かに出てて、それを食い入るように見てたらしいんです。「えっ、好きなの?」って。理解されない感じは、めっちゃ伝わってきました。友人の奥さんもいたんですけど、2人ともアイドルにハマるってこと自体がムリみたいでした。

――あの有名なギャラスーツはいつからですか?

Miyavi スーツは国立でお披露目です(笑)。あの生地は13年に買ったんですけど、その頃、“いろんな物自作している人集まれー”的な裁縫ノフ会ができたんです。ボクも小道具とかは自作していたんで、いろいろ教えてもらって自分でも縫ってみようと思ったんです。

――えっ、あのスーツ自分で縫ったんですか!?

Miyavi そうです(笑)。最初の作品はパンツです。みんな、上はパーカーとか着て来るけど下はまちまちなんで、パーカーの柄と合わせた全身ギャラコーデはおもしろいだろうなと。13年のももクリで念願の国立が発表されたとき、それならば正装で参戦しようと、国立に向けてネクタイ、ジャケットを追加して縫ったんです。でも、ハットだけ間に合わなかった。型紙は買い物です。ただ、サイズを修正する技術はないんで、身体をスーツに合わせなきゃならないんです。太れないんです(笑)。

――ということは、あの真っ赤なファーのロングコートも自作なんですか? ライブのときは自宅から着ていきますか?

Miyavi アハハ、アレも自作で自宅から着ていきます。持ち物を減らすためにどうすればいいかっていうと、着ていくしかないんです。あのコートなんて最たる物で、どうやったって持って行けないです(笑)。

――でもそれって、アイドルのCDを買うよりも、スゴイ勇気が必要なんじゃないですか?

Miyavi 恥ずかしいことではないです。もともとビジュアル系が好きなんで、その辺のハードルは低いのかなと思います。

――今のそういうところを、以前の自分から想像できますか?

Miyavi 全然できないです。アイドルにハマること自体信じられないし、そのうえ、裁縫やってスーツ縫うなんて……。

――ところで、ここ1年間の現場参戦ってどれくらいですか? 年間の推し事代っていくらくらいかかってると思いますか?

Miyavi たぶん、30~40現場くらいですかね。ていうことは、単純に100万以上は掛かってますよね。

――ほぼ毎週じゃないですか。それに、遠征費含めたら100万なんて軽くオーバーしてるでしょう。

Miyavi そうですね(笑)。ただ、今年は特別多いです。舞台のときは連続して行ってるので、毎週末というわけでは……。でも、そうやって考えると、これだけ(お金を)使ってるのかって知るのがコワイですね。ま、独身なので、そこまで困ってるわけではないですけど。

――平日行くときは、仕事は融通きくんですか?

Miyavi 普段、ちゃんとやってるんで、職場の人たちもある程度協力してくれるんです。まあ、ムリしない程度に。


●「おめでとう」のひとことを直接言うためにLAまで


――いい職場に恵まれましたね。何か自慢できるようなエピソードってありますか?

Miyavi 一番大きいのは、今年、LA行ったことですね。アイドル追いかけてアメリカまで行くなんて、過去の自分からは考えられないです。夏菜子さんの誕生日が近かったので、「誕生日おめでとうございます」を伝えるのが主目的だったんですけど、直接言えて一緒の写真も撮れた。それに、夏菜子さんの、あまり見たことない表情を間近で見られて、しかもそれが写真にも残ってて……今年一番の思い出です。

――その写真、見ましたよ(笑)。ずっと年下の彼女たちに教えられたものってありますか?

Miyavi 全力でやるって素晴らしいことなんだということですね。ボクもずっと全力でやってきてるんで、それが確信に変わりました。

――古参ノフが他界する中、ももクロの勢いもピークを過ぎたかなって思うんですけど、そういうのは感じますか?

Miyavi それは否めないです。日産の時だったか、夏菜子さんが「よそに行っても帰って来てくださいね」みたいなことを言ったと思うんだけど、それは他界勢のことを示唆してるんだろうなと思いました。

――それを考えたとき、ももクロの解散や終わりは考えることはありますか?

Miyavi それはないですね。

――それじゃ、自分自身のモノノフの終わりは考えたことはありますか?

Miyavi それもないです。結婚とか金銭関係で、将来的に参戦回数が減るってことはあるかもしれないですけど、ノフをやめるってことはないと思ってます。

――もし、ももクロが登場しなかったとしたら、今、何か打ち込めるものはありますか?

Miyavi 仕事にもう少し打ち込んでたかなって。あ、もちろん今、仕事に打ち込んでないってわけじゃないですよ(笑)。

――それではMiyaviさんにとって、ももクロとは何ですか?

Miyavi ん~……そうですね、『可能性や世界を広げてくれる存在』ですかね。ももクロちゃんに出会えてなかったら裁縫もしてないだろうし、趣味の幅が広がったし、会うことがなかった人たちと交流を持てるようになりましたから。

 * * *

 そのギャラスーツのせいか、現場では近寄りがたいオーラを発しているが、普段はどこにでもいる普通の30代。ももクロを「ももクロちゃん」と呼び、夏菜子を「夏菜子さん」と呼ぶ、ももクロ愛、夏菜子愛の人には、ももクロやモノノフの終わりは全く関係なさそうだ。全身ギャラ兄にはまた今週も“赤い週末”がやってくる。

【case.06につづく】

「年間40現場に参戦する、頭のてっぺんからつま先まで『ももクロ柄』のお兄さん」Miyaviさん(37)の場合のページです。おたぽるは、cat連載アイドルアイドル&声優【シリーズ「ももクロと、おやじノフたちの現在地」】ももいろクローバーZインタビューモノノフの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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