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『サムライせんせい (二)』(黒江S介/リブレ出版)

 先頃第2巻が発売になった、黒江S介の『サムライせんせい』(リブレ出版)。商業単行本2冊目だというのに、10月からはテレビ朝日系列の金曜ナイトドラマ枠で実写化も決定している。

 幕末の志士・武市半平太が囚われの身になり、気がついたら現代日本の田舎町に横たわっていたというタイムスリップものの王道的展開で始まった本作。何が上手いって、尊皇攘夷という理想を信じていた志士が、いきなり理想も何もかもが遠い過去になってしまった状況に投げ出されたこと。そこから、人々との交流によって何かを取り戻していこうとしている心の描き方が丁寧なのだ。

 第2巻では第1巻からの継続で、田舎町に逃亡してきた指名手配中の殺人犯をめぐる事件が描かれたが、メインで描かれているかに見えるストーリーは、いうなればサイドストーリー。本質は主人公である武市半平太の心の動揺と再生にあるのだ。

 そして、もう一つ第2巻が早く発売にならないかとワクワク感が募った原因は、第1巻の巻末で、ほかにも多くの幕末の志士が現代日本にタイムスリップしているのではないかという展開を匂わせたこと。それが第2巻では明らかに……というか、ドラマ版のサイトで坂本龍馬(神木隆之介)と、思い切りネタバレをしてるじゃないか……。

 第2巻の物語が盛り上がるポイントは、すでに5年前にタイムスリップし、フリーライターとして現代社会に適応していた坂本龍馬との再会。そして、半平太もWikipediaで自分のその後を否応なく知らされることにある。

 この体験を経て、もはや幕末に戻る手段を諦めた半平太も現代社会の中で生きていくことを決意するようだが、ほかにも幕末の志士たちが現代日本で生きている様子。果たして、物語はどのように転んでいくことになるのだろうか。

 いずれにしても、物語に安心感を与えてくれるのは、タイムスリップした先の田舎町の人々の優しさであろう。偶然であった老人・佐伯は自分の家に住まわせてくれるばかりか、学習塾の手伝いという形で、なかなか現代に適応できない半平太を、そっと支えてくれている。そして、学習塾の子どもたちは、彼が何者であるかもまったく気にする様子がない。

 タイプスリップによる時代のギャップで笑いに持っていくかと思いきや、絶妙にシリアスに展開するこの作品。ベタなネタを、ここまで読める作品に仕上げた作者の力量に驚くばかりだ。

ドラマの紹介で思い切りネタバレが…… 黒江S介『サムライせんせい』ようやく第2巻が発売のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベ作品レビューサムライせんせいテレビ朝日リブレ出版実写化黒江S介の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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