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『文豪ストレイドッグス』第1巻(KADOKAWA)

 コミック累計170万部を突破した『文豪ストレイドッグス』(原作:朝霧カフカ 漫画:春河35/KADOKAWA)が、とうとうアニメ化が発表されるに至った。本作は文豪の名を持つ異能者バトル・アクションという、ありそうでなかった作品である。物語は、孤児院から見捨てられた中島敦が、川で溺れそうになっていた太宰治を助けたところから始まる。自殺が趣味の太宰を諌めるのは、常に理想を掲げたメモ帳を手放さない国木田独歩。彼らはそれぞれ異能を持ち、「武装探偵社」という、警察も手を出せない事件の解決にあたっている。

 太宰の宿敵となるのは、芥川龍之介。国木田からは「こいつには遭うな。遭ったら逃げろ」と言われているほどの強者で、武装探偵社と敵対している「ポートマフィア」に属している。しかし早々に芥川に出会ってしまった中島は、自分では気づかなかった異能を発動してその場をしのぐ。実は中島は、懸賞金をかけられているほどの異能の持ち主だったのだ。彼の周囲の人はたくさん傷つき、死ぬ。孤児院でも「いらない子」として追い出された記憶から、中島は自分から探偵社を去ることを決めるが──。

 彼らのほかにも、宮沢賢治や江戸川乱歩、与謝野晶子など、実際に作品を読んだことはなくとも、名の知れた文豪たちが次々と登場する。彼らが持つのは各キャラクターに関連する作品などの名を冠した異能。中でも与謝野晶子の「君死にたもうことなかれ」は、壮大な治癒能力を持つ反面、一度半殺し程度に解体しなければ能力を使えないという欠点もあるなど、ちょっとしたコメディ要素も含まれていたりする。

 筆者の推しキャラは、かわいい顔をしてパワー系の異能を持つ宮沢賢治だ。ド田舎から出てきたため脳内は平和なお花畑で、「誠意を持って話し合いをすれば、必ずわかってくれます!」と力説する、普段は穏やかな少年。しかしその異能「雨ニモマケズ」はものすごいド派手なアクションを生む。鋼鉄をひん剥いて振り回したり、トラックを投げたり……。また、若干かませ犬的扱いの中原中也も、太宰との因縁があるが、この敵対コンビは見ていて飽きない。どんなシリアスな場面もコメディに変えてしまう2人の会話にも注目だ。結局中原が太宰にいじられているだけなのだが。

 やがて「組合(ギルド)」と呼ばれる第三勢力も台頭してきて、物語は壮大さを増していく。個性的な文豪たちの3派に分かれた戦いはまだまだこれからだ。敵も味方もみんな文豪。古典文学を知っているならもちろん、知らなくても十分楽しめる作品に仕上がっているのは、文豪と異能アクションを組み合わせた、個性的な設定だからかも知れない。これがきっかけで「人間失格」や「羅生門」を手にする読者もいるだろう。先日『火花』(文藝春秋)で芥川賞を受賞した又吉直樹氏も、5巻の帯で「こっちの太宰も悪くない。」と推薦文を寄せている。せっかくの読書の秋、まずはとっつきやすいマンガから入ってみるのもよいのではないだろうか。
(文/桜木尚矢)

文豪ストレイドッグス (8) (カドカワコミックス・エース)

文豪ストレイドッグス (8) (カドカワコミックス・エース)

アニメ化も決定。制作はボンズなので期待できそう

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