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『終わりのセラフ』第9巻(集英社)

 2015年4月からアニメ化された『終わりのセラフ』(原作:鏡貴也、漫画:山本ヤマト、コンテ構成:降矢大輔/集英社)。連載開始当初からアニメ化が水面下で進行していたため、原作の鏡貴也氏は既にほとんどの原作用シナリオを書き溜めていたようで、そのシナリオをもとに、再び10月から待望のアニメ第2クールが放送を開始する。単行本は先日最新刊9巻が発売され、物語も佳境に入ってきているところだ。ここでは原作を中心に、再度読み返してみたい。

“13歳以下の子どもは感染しない”未知のウィルスによって人類は滅亡寸前に追いやられ、吸血鬼に支配されることになった世界。ある日百夜優一郎は、親友であり孤児院の家族であるミカエラの提案で、吸血鬼の城を脱出し、外の世界へと逃げようと試みる。しかしすべての計画は吸血鬼に読まれており失敗。ミカエラたちの命と引き換えに、優一郎だけが外の世界へと脱出する。荒野となった外の世界にいたのは、吸血鬼殲滅を目指す組織「日本帝鬼軍」と、その中佐の一瀬グレンだった。13歳以上なのに死んでいない者も、まだいたのである。ミカエラたち大事な家族を失った優一郎は、吸血鬼に復讐するためだけにグレンのもとに身を預けた。

 グレンいわく、「自分の復讐のことしか考えられない奴には誰も守れない」「守るものがない奴は強くなれない」。しかし今さら仲間や家族をつくるつもりのない優一郎は、頑なに学校でも友人を作らない。他人とのコミュニケーションができるようになるまで武器を与えないと言うグレンの元から、優一郎のお目付け役として柊シノアが派遣される。なんだかんだとシノアと絡んでいるうちに、早乙女与一や君月士方たちとチームを組むことになる優一郎。鬼の力を持つ武器を勝ち取り、ようやく吸血鬼殲滅部隊に入るが、かつての家族で、自分をかばって死んだはずのミカエラが、吸血鬼の仲間として生きていたことを知る──。

 原作の鏡貴也氏の描く主人公は、大抵の場合ツンデレである。優一郎も例に漏れず、最初は「仲間なんていらない」と拒んでいたのに、徐々に「俺は新しい家族を守る!」と気持ちが変化していく。そして、吸血鬼を倒すために必要な鬼呪装備を手に入れるため、自分の本当の気持ちと向き合い鬼と戦う場面は、どのキャラクターも三者三様で興味深い。「鬼と戦う」と言っても、本格バトルではなく心理戦なので、ここで山本ヤマト氏の手腕が生きてくる。『紅 kure-nai』のコミカライズでもアニメ化を果たした山本ヤマト氏だが、心理描写はもちろんのこと、バトルシーンの描写の迫力はさらに増していると言えよう。

 アニメ1クール目では不穏な終わりを迎えた『終わりのセラフ』だが、あと12話分を2クール目できちんと完結できるのか、今から楽しみである。単行本より先にアニメで最終回を迎えてしまうであろうと思われるが、原作とアニメの若干の違いにも注目したい。本作は珍しく単行本のために書き下ろされた原作であるため、鏡貴也氏はこの作品と並行するように『終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅(カタストロフィ)』(講談社ラノベ文庫)を刊行している。併せて読むと、なおさらアニメも楽しめるだろう。今から第2クールの始まりが楽しみでならない。
(文/桜木尚矢)

終わりのセラフ6 一瀬グレン、16歳の破滅 ドラマCD付き限定版 (講談社キャラクターズA)

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