物を拾う、窓を拭く、ペットをかわいがるなど、日常のありふれた所作を行う女性が、いかにしてパンチラしないようにするかをテーマにした「妄想科学研究所」をYouTube上に開設している野平花男氏。

 野平氏の研究結果の動画のトータルの再生回数は4300万回を数え、また評判が評判を呼び、その研究結果を収めたDVDを複数本リリースするまでに至った。まれに見る高い評価を得て、ネットの垣根を超えつつ活躍を続ける野平花男氏とはどのような人物なのだろうか? またなぜこのような素晴らしい研究を行い始めたのか? お話をうかがった。

――2011年から現在に至るまで、約200近くの検証動画がYouTubeにアップされていますね。上げ始めたきっかけはなんでしょうか?

野平花男(以下、野平):自由に作品を発表できる場がほしかったんですよ。私は映像作品のディレクターをしているのですが、某動画サイト用に、『女性は歩道橋の階段で膝上何cmのスカート丈ならばパンツが見えるのか』という動画を作ったんです。結局、サイトの方針と合わず、公開することはできなかったのですが、作成している最中からこのような動画はウケるという確信めいたものがありましたので、YouTube上でコンテンツを発表していく場を作り、自身で動画を作成していくことにしました。

記念すべきスタート作品

――初投稿から4年が経ち、今年の3月には約1年ぶりにコスプレイヤー・かざりさんが、出演する新作『本棚から本を取る行為』がアップされました。今まではセクシー女優やグラビアアイドルたちが出演者でしたが、違いはありましたか?

野平 以前、お願いしたグラドルさんやセクシー女優さんたちが見せる“表現美”は、素晴らしい物がありました。ですが、今回はまた彼女たちとは違った表現を追求するために、あえてコスプレイヤーさんに出演をお願いしたんです。

 コスプレイヤーさんたちも、自分を見せることにはこだわりを持っている人たちが多く、かつ自身がどのように画面に映し出されるのかなどをグラドルさんたち、プロと同様に研究しています。撮影後は、それぞれの味というか違いが出ていますので、両者を比較すると面白いと思いますよ。また、一番気にしていたのは撮影の際の動き方なのですが、特に問題ありませんでした。表情までも一を聞いて十を知るという感じで指示も簡単でしたね。

 すべての動画のラストでかざりちゃんがポーズを決めていますけど、これも彼女のアドリブなんですよ。ラストに「決めポーズがほしい」とお願いしたところ、さっとこのポーズを取ってもらえるなど、応用が利いたので非常に撮影はスムーズでした。

――なるほど。過去の動画と新作を見比べて違いを見つけるのも面白いかもしれません。また今回も複数アップされていますが、特にお気に入りなどはあります?

野平 お気に入りは全部なんですけど、『長門』は思い入れがあります。これは、『涼宮ハルヒの憂鬱』の登場人物のひとりである長門有希をイメージして、かざりちゃんに演じてもらいました。そしてこの検証動画では、パンツが見えない予定だったんですが、見えてしまい自分の予想が覆ってしまったため、思い入れがありますね。また、『ネコかざり』もベタですけど、好きですし、人気があります。

――作品は、女子高生からスタートし、OLさんや私服女子大生も登場しましたが、今回はまた女子高生に戻られましたね。

野平 いろいろと試したんですけど、やっぱりパンチラと言えば女子高生かな、と。また、女子高生のパンチラを撲滅しないことにはダメなのかなっていう気がするんです。女子高生のうちにパンチラをなくせば、その後パンチラすることもなくなるのではと考えました。

 あと、作品にはボク自身の青春がすごく反映されているため、どうしてもやっぱり“高校生”が重要になってくるんです。なので、これからは女子高生の中でも設定を変えて作品を作ろうと考えていますよ。例えばかざりちゃんの作品は、図書館が好きな文学系女子という設定でした。今度は、ちょっとやんちゃな先輩をイメージした作品を予定しています。

――次回作の設定や演者さんは決まっているんですか?

野平 8月に、コミケなどのイベントで名を馳せた、ある有名コスプレイヤーさんにお願いしています。ツンデレでちょっと近寄り難い雰囲気を持つヤンチャな先輩という設定で、体育館で行う予定です。

■野平花男の“パンチラなし”動画の価値は?

――野平花男=パンチラ検証という認識が広がりつつありますが、まったくパンチラがない『キラリ☆青春研究所』という動画も作られていますね。

野平 これは日本の青春映画のありきたりなシーンをパロディしてみたんですよ。『キラリ☆青春研究所』をYouTubeで見て、日本の青春映画を鑑賞する際に、“あれ見たことある”と、思ってもらえればいいなと考えたんです。しかし、あまり再生回数は伸びませんでしたね……。一部では、「面白い」と賞賛してくれる方はいるんですけど、なかなか思った以上に広がらなかった。やっぱり、「ちょっといやらしくないとダメかな」っていう結論に至りました。

――『妄想科学研究所』を期待している視聴者にとっては、「あれ? パンチラがないんだ」と、肩透かしをくらったような感覚になるかもしれません。

野平 『妄想科学研究所』にもつながるんですが、やはり「パンチラだけ見せろよ」と考えている人もいるんですよ。寄せられたコメントも見えないものはいいから早く見せろよというものもありました。そのような意見をもらったとしてもこちらとしてはブレることはないんですが、確かにそうだとは思いましたね。趣向を変えつつ、いろいろとチャレンジしたいんですが、その難しさを実感しています。今は高校生ではなく、大学生や社会人の青春映画のような作風を持つ作品はいっぱいあるので、その影響かもしれません。

――悩む年代が上がったのかもしれません。

野平 ボクは、高校時代は達観して大人になろうとするのではなく、ただひたすら悩んで、めちゃくちゃになっていい時期だと思うんですよ。本気で悩み、落ち込んで。そしてそんな時でも町中でパンチラ、ブラチラを見ただけで、本気で幸せになる瞬間が訪れる。だからこそ、パンチラが美しく感じられる時期だと思うんです。

――この時期に戻りたいという人も多いでしょうね。

野平 同じ思いを抱いているのか、視聴者層はほんとに30代~50代が多いです。本当はリアルタイムで高校生が『キラリ☆青春研究所』を見てくれて何かやろうって気になってくれれば一番いいですけど、なかなかそういう人たちには届かないんですよ。やはり、どうしてもいやらしい方向の人たちがひっかかってしまう。難しいですねぇ…。

■今後の野平花男の冒険

――先ほど、今後も作品を作られるというお話を聞きましたが、別の方向性も模索していかれるんでしょうか?

野平 おかげさまで、『妄想科学研究所』をリリースしてから、定期的にコラボをしませんか? と声をかけてくれる方がちょくちょく出てきているので、どれか実現できればと考えています。

――例えば、どのようなお話でしょうか?

野平 ある番組から、『風の強い日にパンチラしてしまうのが、恥ずかしいからどうにかなりませんか』という視聴者の投稿の解決方法を探っているんですが、相談に乗ってもらえませんか?」という話がありました。また、「ちょっとセクシー系のアクションゲームとかのプロモーションを作っていただけませんか」、などのオファーもありましたよ。タイミングが合わないため、お断りしてしまうこともありますが、ありがたいです。

 それに最近では、某出版社の編集の方が大絶賛してくださって、漫画の原作を書かないかと声をかけてもらっています。読者層が、30~40歳代なんだそうです。パンチラでも大丈夫か? と聞くと、「大丈夫です! むしろパンチラの方がいいです!!」とおっしゃっていただきました。まだこれからなんですけど、徐々に実現に向けて動いています。

――ますます活躍されるフィールドが広がりますね。

野平 また、今後は少し毛色を変えて、舞台もしてみたいんですよね。パンチラだけで構成していく作品を(笑)。

――パンチラだけで舞台は作れるんですか?

野平 舞台っていうよりも、形式美としての“拾い方”をやれたらなあと考えています。登場して、拾ってパンチラする、それだけで次々と続く、何人も何人もファッションショーのように行えたらいいな、と。

――発想が突飛です(笑)。また今回はコスプレイヤーさんを使っていましたけど、アニメキャラでの検証を行う予定は?

野平 アニメキャラクターのパンチラが見えない方法を検証するなどは、考えてはいるんですけど、版権をクリアするのが難しいんですよ。どこか協力してくれるとこが現れれば、いつでも検討します。ボクとしては、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(SBクリエイティブ)のキャラクターである、ヘスティアを狙っています。ヘスティアの衣装で絶対にパンチラしない仕方を解明したいですね。あのスカートの短さに挑戦したいです。

――どこからどうみても見えそうですけど…。

野平 いや、だからこそ、見えない方法を検証するんです。

――YouTubeのいちコンテンツからスタートしてここまでいろんなものに広がっていくのは、世の中のクリエイターたちにとっても夢がある話ですね。

野平 今後もさまざまなコンテンツに挑戦するとは思いますが、これまでの活動を辞めるつもりもまったくありませんよ。来年は、これまで多くの研究に付き合ってもらったセクシー女優のつぼみちゃんが、デビュー10周年を迎えるので、コラボして新たな“研究”を発表しようと話し合っています。パンチラを撲滅しない限り、この研究に終わりはありませんからね。

(取材=木嶋陽介)

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