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漫画家探偵ひよこ』第1巻(著:反転邪郎/KADOKAWA メディアファクトリー)

 マンガにおいて、“探偵”と“刑事”は定番ネタ。これまでも無数の作品が生み出されてきた。

その中で、別の要素を足した「○○+探偵(あるいは刑事)」という設定の作品は一体いくつあるか、もうわからない。個人的に、その中で最もインパクトがあったのは、赤塚不二夫の『大バカ探偵はくち小五郎』(小学館)だった。

 さて、今回紹介する『漫画家探偵ひよこ』(KADOKAWA メディアファクトリー)はタイトル通り、マンガ家が事件を解決する物語。特定の業界に起こる事件を解決するマンガと言われて思い出すのは、芸能界の事件を探偵が(だいたい暴力で)解決する『私設六本木警察』(芳文社)だ。限られた業界を舞台にした事件ものは、次第に“悪”が強烈になっていって読者をワクワクさせてくれるが、この作品もそんな可能性を秘めている。

 物語のヒロイン・藤ノ森ひよこは、ド底辺のマンガ家。若い女性ながらにボロアパート住まいで家賃も滞納、ド底辺どころか人間として終わっている。そんな彼女のところに、「月刊コミックラック」の編集者・風間が仕事を持ってくる。“仕事”といっても、ひよこに求められるのはマンガ業界で起こる事件を解決すること。事件を解決すれば、マンガの読み切りを掲載してくれる、という条件なのだ。

 探偵としてのひよこの才能は相当有名なようで、第1話から「なんでも腕利きの探偵だとか」と言われては、涙目で「マンガ家です!」と反論するひよこ。しかし、探偵としては本当に腕利きで、“手を握っただけ”で事件の真相をスピード解決してしまったりする。

「どう考えても職業の選択を間違えているだろう」と、読者に対する“誘い受け”キャラ。第2話では、この“誘い受け”がより顕著となる。「こんなのはサービスシーンとは言えません」と、風間からボツにされるマンガ原稿。ひよこいわく「すっごいサービスシーンですよ!」と描かれているのは、にごり湯に首までつかった美少女キャラ。風間からは「読者を奮い勃たせてください」と言われ、「勃たせ……ひいいい!!!」と狼狽してしまう始末だ。

 なんだ、この作品は、探偵としては優秀だけど、普段はオバカで可愛いひよこにハアハアしながら読む作品なのか……と思ったのだが、そうではなかった。第三の事件では、いきなり殺人事件が勃発。てっきり、さほど重くない事件を適度にお気楽に解決する作品だと思っていたので、この展開には驚いた。しかも、殺人事件の容疑者で、ひよこの師匠・比文現は、容疑者ながら「俺様のために真犯人を見つけてこい、ここでネームを描きためているから」と言い放つなど、これまたキャラが立っている。

 プロローグ的な冒頭のエピソードに比べ、いきなり陰惨な雰囲気が漂い始めてそのギャップに驚くのだが、作者・反転邪郎の前作は、狂気の殺人鬼ばかりが犯人の『モコと歪んだ殺人鬼ども』(KADOKAWA メディアファクトリー)。後書きによれば、前作終了後に編集者から「すぐ血を描きたがるから明るくいこうよ」と言われて、本作のテイストとなったそうだ。

 やはり今後の物語は、可愛い絵柄で陰惨な事件のオンパレードになっていくのか。いや、むしろヒロインが可愛いだけに、そちらへ進むことを期待する読者が多そうだ、きっと。
(文/是枝 了以)

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