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物理教師ニコラス・スパーゴ氏が立ち上げたゲームプロジェクト「Melancholy Republic

 本流のAAAタイトルの一方で、カジュアルなインディーズゲームやゲームアプリが百花繚乱の現在のゲームシーン――。ゲーム機中心だった時代に比べ、ゲームクリエイターになることも比較的容易になってきたといえるだろう。それまでゲーム作りの経験もなければ、ゲーム関係者のコネもない一介の物理教師が、ゲーム作りへの情熱を捨てられず学校を辞職して孤軍奮闘した1年間を、海外メディアが伝えている。

■ゲームへの情熱を捨てきれず独力でクリエイターに

 物理教師のニコラス・スパーゴ氏は昨年、教員勤めを辞めてゲーム作りに専念することを決断した。日本のRPGが好きなゲーマーではあったが、それまでゲームを作ったこともなければプログラミングも知らず、ゲーム制作に携わる知人もいないスパーゴ氏だっただけに、誰もが無謀な“転職”だと思ったに違いない。彼自身もそれは自覚していた。

 まだ教員として勤務している間に、暇を見つけてはゲームの雛形(プロトタイプ)を作ることに専心したということだ。彼が思い描いていたゲームはファンタジーの世界を舞台にしたRPG、より厳密に言えばJRPGとよばれるジャンルだ。教師を続けながらの作業は困難を極めたものの、RPG制作ソフト『RPGツクール』を使って、最終的にはなんとか雛形となるゲームを作り上げることができた。

「プロトタイプが完成したときは心底嬉しかった。いったんこれをやり遂げて、ゲームを仕事にしていける手応えを感じたんだ」と「MCV」の記事で語るスパーゴ氏。この後すぐに教職を辞し、マンチェスターで知人のライターや構成作家などと数人で「Cloud Runner Studios」という小さなデペロッパーを立ち上げて、ゲーム制作に専念する生活がはじまったという。会社はフリーランスの寄り集まりのようなもので、ゲーム制作は実質スパーゴ氏がひとりで手がけていた。

 今まではプログラミングに縁のなかった彼だったが、スクリプト言語のRubyを独学で覚えながらもゲームデザインを煮詰めていき、念願のJRPG『Melancholy Republic』の全体像がようやく形になった。この段階でスパーゴ氏はパブリッシャーに売り込みにはいかず、クラウンドファンディング「Kickstarter」のプロジェクトにすることを決断したという。

「これまでゲーム作りの経験がない私がパブリッシャーに持っていっても、断られたり内容にあれこれ注文をつけられるのがオチでしょう」と、スパーゴ氏は語る。そして勇み足でこの『Melancholy Republic』をKickstarterプロジェクトとして立ち上げたが、目標額の1万5000ユーロ(約200万円)を達成することはできず、苦杯をなめた。

 しかしスパーゴ氏は諦めず、半額の7500ユーロを自分で工面することにして再びKickstarterで資金を募り、先頃、目標額の7500ユーロ(約100万円)を集め、見事にファンディングが完了。目下、製品版の完成に向けてラストスパート中である。こうして、制作経験ゼロのうえにパブリッシャーからの支援も受けずに、ひとりのゲームクリエイターが誕生したのである。もちろん今後ゲームを作り続けていくことは一筋縄ではいかないだろうが、スパーゴ氏のケースは今の時代ならではの“ゲームクリエイター入門”であるのかもしれない。

■熱意があれば“道”はある時代

 こうしたスパーゴ氏のような実のある奮闘記がある一方、ゲームを志す若者にとって、とても恵まれた環境が整っているのも、今の時代ならではだ。

 イギリスのゲーム振興非営利組織「Ukie」が毎年主催する学生のゲーム制作イベント「Ukie Student Game Jam」が先頃行われた。イベントに参加したのはUkieが提供している奨学金プログラムを受けている学生たちで、ゲーム制作中はゲーム業界の著名人から直接アドバイスを受けることができるのも、このイベントの特色のひとつだ。

「ゲーム界のキーマンたちのアドバイスを直接受けられるこの制作イベントは、明日のゲーム業界のスターとなる学生たちにとってかけがえのない体験となります」と、UkieのCEO、ジョー・ツイスト氏は「GamesIndustry」の記事で語っている。今回の優勝チームにアドバイスしたのは“大宇宙の助言者(Mentor of the Universe)”とも呼ばれている、イギリスのゲームデベロッパー「Utopian World of Sandwiches」社のCEO、ジェームズ・ウッドロー氏だ。学生たちにとってさぞや貴重なアドバイスだったと想像に難くないし、実際のところ、卒業後の就職活動の“コネ”にもなりそうである。

 と、両極端ともいえそうなゲームクリエイターを取り巻く事情をお伝えしたが、いずれにしても熱意があれば“道”はあるということだろうか。しかもいろんな選択肢が増えていて、もちろん若者のほうがチャンスは多いだろうが、もはやどの年齢層であってもゲームクリエイターになるのに遅いということはなさそうである。もちろん、転職、脱サラはくれぐれも自己責任でお願いしたいが……(苦笑)。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・MCV
http://www.mcvuk.com/news/read/one-teacher-s-battle-to-make-a-game/0149627
・Games Industry
http://www.gamesindustry.biz/articles/2015-05-15-ukie-names-student-game-jam-winner

プログラミング言語 Ruby

プログラミング言語 Ruby

“道”はある…のか…?

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