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「アイマリンプロジェクト」のアイマリンちゃん!(『Marine Dreamin’』より)

 パチンコ業界のこの15年は、アニメやマンガを代表とした版権コンテンツとのマッチアップの15年だったといっていい。『北斗の拳』『新世紀エヴァンゲリオン』『花の慶次』『牙狼-GARO-』『ルパン三世』……2000年以降、多くの機種が既存コンテンツとタイアップし、ホールの主役となってきた。

 そんな中で、パチンコ発のキャラクターとしてホールの中心に鎮座し続けているキャラクターがいる。99年に登場し、昨年15周年を迎えた『海物語』シリーズのマリンちゃんだ。『海物語』シリーズは登場から15年以上を迎えた今も、多くのホールで主役のひとつとして人気を集めている。マリンちゃんはその看板として、15年変わらず活躍してきた。

 そのマリンちゃんが『海物語』シリーズ15周年を記念して、新たな展開を見せた。そして誕生したのが「アイマリンプロジェクト」のアイマリンちゃんだ!

■ボカロ界のスターが、マリンちゃんを再解釈する

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「ニコニコ超会議2015」の「アイマリンプロジェクト」ステージの様子。

 マリンちゃんはパチンコ界において特別なキャラクターだ。何しろ15年以上にわたって、恐ろしくインプレッションの変化がない。グラフィックの進化によって表現の精細さが上がっているものの、造形自体はほとんど変化がない。同じパチンコオリジナルキャラクターである「大工の源さん」などが時代と共にタッチや造形を大きく変化させているのとは対照的だ。

「アイマリンプロジェクト」は、そんなマリンちゃんの新しい可能性を探るプロジェクト。今年2月26日にプロジェクトが始動。ボーカロイド・杏音鳥音のイラストを担当したはくりをキャラクターデザインに迎え、映像にわかむらPことワカムラアツシ、楽曲に八王子P、ボーカルに鹿乃――といったボカロ、ニコニコ動画周辺で活躍するクリエイターと共に、“新しいマリンちゃん”=アイマリンちゃんのミュージックビデオ(MV)を作り上げた。

 トレードマークの赤いリボンや金髪は継承しつつ、フードをかぶった姿に、より少女っぽいスタイルなど、従来のマリンちゃんのイメージを一新するアイマリンちゃんは登場するや、すぐに話題に。4月に開催された「ニコニコ超会議2015」でアイマリンちゃんが歌って踊る『Marine Dreamin’』のMVの完成版が初公開されると、そのかわいさから口コミが広がり、2週間で100万再生を記録し、現在までに200万再生を突破している。さらには、超会議のステージでアイマリンちゃんと“共演”した踊り手による「踊ってみた」動画もアップされるなど、広がりを見せている。

■“アイコン”から“概念”へと進化した、アイマリンちゃんの可能性

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(『Marine Dreamin’』より)

「アイマリンプロジェクト」は、今回の参加メンバーの多くがボーカロイド文化に関わるクリエイターであることにも象徴されるように、マリンちゃんの“初音ミク”的な展開だ。アニメやマンガという物語を持ったキャラクターたちがパチンコの世界を席巻する中で、物語を持たないオリジナルキャラクターとしてあり続けたマリンちゃんが“二次創作の器”になった。

 ここで面白いのは、マリンちゃんが初音ミク以上に“器”である点だ。マリンちゃんをマリンちゃんたらしめているのは、物語性ではなく主に造形そのものなのだが、彼女の造形がそれほど記号的に高い強度を持っているかというと、そうでもない。“金髪のポニーテール”に“赤いリボン”というマリンちゃんのトレードマークは、それほどアイコンとしては強烈ではない。そういうトレードマークのキャラクターは、ほかにもたくさん存在するだろう。

 今回の「アイマリンプロジェクト」の“アイ(i)”にはinfinity、icon、internet、imagination、innovation、ideal、i(私)といったいくつもの可能性を込めているということだが、アイマリンちゃんはまさに可能性そのもの、“可能性の獣”だ。何しろ、今回のプロジェクトで生まれたアイマリンちゃん自身が、すでに“セクシーさ”というマリンちゃんの大きな記号性を捨てて、なお「マリンちゃん」の形のひとつとして成立しているのだ。「マリンちゃんである」と宣言されていなければ、多くの人がマリンちゃんだと気づかないほどの大きな変容も、彼女は飲み込める。マリンちゃんはすでに、“記号”であるというより“概念”に近いレベルに達している。

 本家マリンちゃんの拡張であり、メタモルフォーゼであるアイマリンちゃん。MV公開をもってプロジェクトはいったん一段落したが、まだまだ広がりそうな魅力を持っているだけに、今後のさらなる展開があることに期待を寄せたいところだ。
(文/三田村コットン)

■「アイマリンプロジェクト」
http://imarine-project.jp/

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