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少年・少女キャラも選べるゲームアプリThe Hunger Games Adventures HPより。

 スマホでゲームを遊ぶのが大好きな12歳の少女が、ゲームをしているうちに気になったことを調べて書き上げた“研究文論”が世の注目を集めている。ゲーム好きな女の子は、男の子よりも余計にお金を使うよう強いられているというのだ。

■12歳の少女ゲーマーが“男社会”のゲーム界を調査

 12歳のマディ・メッサーはスマホで日常的にゲームアプリを楽しんでいる今どきの女の子だが、ある日、友だちの女の子が男の子キャラクターを操作してゲームをしているのを見て、思わず質問してしまったという。

「どうして男の子のキャラクターで遊んでいるの?」

 すると、その友だちはこう返答した。

「このゲームは男の子のキャラクターしかないのよ」

 女の子のキャラクターでしかゲームを遊ばない、逆に言えば女の子のキャラクターが登場するゲームしかプレイしないマディにとって、渋々ながら男の子キャラクターでプレイしている女の子がいることはちょっとしたカルチャーショックだったのかもしれない。これがきっかけで、マディはゲームの登場人物の男女比などを調べて“研究論文”を書き上げ、それに注目した「Washington Post」が紙面に掲載し、世の注目を集めることになったのだ。

■女の子キャラクターを用意していないメーカーは“罰金もの”!?

 その“研究論文”は、両親にダウンロードしてもらったという『Jetpack Joyride』や『Temple Run』などの、iTunesランキングでトップ50のエンドレスランゲーム(Endless Running Games)のアプリ(大半は無料アプリで、平均価格にすると0.26ドル)を分析することによって“執筆”されたということだ。この50タイトルのゲームアプリを調べると、彼女にはさまざまなことがわかってきたという。

 まずは、ゲームの主人公の性別における圧倒的な男性優位だ。ゲームの中には人間以外の動植物などを主人公にした“ユニセックス”なものもある程度(18%)あるが、それでもほぼすべてといってよい98%のゲームが、なんらかの形で少年のキャラクターを主人公として提供しているという。一方で、少女の主人公キャラクターを用意しているゲームは全体の46%に留まるということだ。やはりゲームは“男社会”だったのだ。

 さらに極端なのは、ユーザーのコスト面だ。50タイトルのゲームアプリが提供している少年キャラクターのうちの90%が無料で遊べるのに対し、無料で選べる少女キャラクターは提供数の15%ということだ。

 ディズニーとのコラボによって生まれた『Temple Run:Oz』で、マディは女の子キャラクターを主人公にするのに29.97ドルを費やしたという。ちなみに累積ダウンロード数は10億という『Temple Run』シリーズだが、ユーザーの60%は女性ともいわれている。“女性に優しい”設計にシフトすれば、さらに人気を博すかもしれない。

 また彼女は『Super Falling Fred』で9.99ドルを払うと使用できる女性キャラクターのエモティカ・ディーヴァ(Emotika Diva)はそんなに魅力的じゃないと、“費用対効果の低さ”に不満を表している。「女の子キャラクターを課金オプションでしか選べないなんて、メーカーのほうが“罰金もの”よ」と手厳しい。

 自身が女性で、女の子キャラクターしか選びたくないマディのような嗜好をもつゲーマーを、もしメーカーが消費者としてみなしていないのならば、彼女たちはそのゲームを遊ぶに値しないものとして“塩漬け”にする、という結論でこの“研究論文”は締め括られている。広い意味でジェンダー問題であるとともに、マーケティングの戦略面からみてもゲームメーカー各社は彼女の訴えに聞く耳を持たなければならないだろう。

■女性の視点に立ったゲーム作りで新たな活路がひらける

 気軽にどこでもゲームを楽しむ手段としてすっかり定着した、スマホなど携帯端末向けゲームアプリだが、この人気の背景には、女性ゲーマーの増加がある。昨年ESA(Entertainment Software Association)が行った調査によれば、アメリカ国内のビデオゲームのプレイヤーの48%は女性であり、しかも「18歳以下の少年よりも18歳以上の女性のほうが多くゲームをプレイしている」という実態が浮き彫りになり、話題を呼んだ。女性ゲーマーはマーケティング面でも軽視することはできないのだ。

“男社会”のゲーム業界になかなか手厳しいマディだが、不満ばかりかといえばそうでもなく、少年キャラクターも少女キャラクターも無料で選択できる『The Hunger Games』などを賞賛しているのだが……。

 彼女が分析したゲームアプリのほとんどは、いわゆる“インディーズゲーム”であり、AAAタイトルを手がけるメーカーならいざ知らず、これらインディーズゲームのデベロッパーにはおそらく“文化的責任”はあまり自覚されていないように思うし、倫理基準を遵守している以上はお門違いともいえる“主張”かもしれない。しかし逆に言えば、女性の視点に立ったゲーム作りは新たな活路を見いだす“気づき”になり得るのではないだろうか。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・Washington Post
http://www.washingtonpost.com/posteverything/wp/2015/03/04/im-a-12-year-old-girl-why-dont-the-characters-in-my-apps-look-like-me/

・Mirror
http://www.mirror.co.uk/usvsth3m/tween-beats-sexist-phone-games-5500390
ほか

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