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 3月14日、鳴り物入りで開業した北陸新幹線。これによって、東京と金沢は最短2時間28分で結ばれる。しかし、その陰で失うものも大きい。信越本線と北陸本線の長野から直江津を経由して金沢に至る長大な区間が、第三セクターに移行してしまったのだ。特に、信越本線は「信越」という名前でありながら、残った部分は、信州をまったく通らない路線となってしまった。そして、この区間は当然「青春18きっぷ」も使えない……。

 圧倒的な喪失感と共に、信越・北陸本線最終日の乗り納めをレポしていこう。

 12日、乗り納めのために長野駅へ向かうルートとして利用したのは、高崎駅から横川駅を経由して、しなの鉄道を利用するルートだ。

 この路線も、長野新幹線が開通する以前には、特急列車が往来する重要路線として賑わっていた。しかし、もはやその面影はない。かつて、停車すると売りに来る釜飯を食べながら碓氷峠を越えていった横川駅から軽井沢駅の間は、路線すら廃止になり、一旦駅を出てバスに乗り換える手間もかかる。そして、その先にあるのは第三セクターとなった、しなの鉄道。最近はプレミアムな観光列車を導入したりして増収に熱心な鉄道。だが、その一方では普通列車にはトイレを設置しない微妙なコストカットでしのいでいる。地味だが、重要なサービスの低下。おそらくは、新たに誕生する第三セクターでも同様のことが起こるのだろう。

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普通列車「妙高」
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 さて、長野駅から始まる信越本線の名残旅でホームに待っていたのは「妙高」。13日で運行を終えたこの列車は、普通列車なのに古い特急車両を使用していることで親しまれてきた列車であった。廃止前日の夜も、ホームには撮影する人が多数集い、6割ほど埋まった座席にも、やはり鉄道ファンらしき人が目立つ。

 途中、宿の都合で降り立った妙高高原駅の前には北陸新幹線の開通と第三セクター「えちごトキめき鉄道」の誕生を祝う巨大な雪だるまが設置され祝祭の準備も整っている。けれども、地域の人々の声は違う。

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「新幹線の駅が遠いから、長野まで出て新幹線に乗るのと変わらないから……」

 妙高高原の隣にある上越市では、信越本線の脇野田駅が上越妙高駅と名を変えて新幹線駅となった。しかし、これまでの交通の要衝であった直江津駅からも、観光の拠点駅ともいえる妙高高原駅からも離れた中途半端な場所。ゆえに、駅ができたことでなにも変わらないと、地元の人々の多くは考えているのだ。むしろ、第三セクターへの転換によるサービスの低下のほうが心配ごとの様子。

「新幹線が開通して、喜んでいるのは富山とか金沢のほうの人だけ」

 そう考えている人々は予想以上に多いようだ。

 さて、一夜が明けて廃止当日。妙高高原駅にも多くの鉄道ファンたちがいた。中には降り積もる雪も気にせずにホームでカメラを構えている人もいる。入線してきた「妙高」は、ほぼすべての席が満席。地元の人も鉄道ファンも、話しているのは「なくなると寂しい」という話題だ。

 そろそろ誰もがわかっているのだ。北陸新幹線の開通で富山や金沢観光は、ブームになろうとしている。けれども東北新幹線が青森まで開通した時も同じようなブームがあった。果たして……そんなブームが何年続くのかと。むしろ、地域の足としての在来線が不便になり、地域経済はストロー現象で沈滞していくのではないかと。

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 そんな様々な思いも絡み合いながら、多くの鉄道ファンは最後の旅を楽しんでいた。列車が止まるたびに撮影する者。最後の乗車を楽しむ者。中には「ありがとう」と記されたボードを準備して旅にのぞむ者もいる。

 冬の日本海が、そうさせるのか。旅は未来への希望より、喪失感に満ちていた。

(取材・文/昼間 たかし)

さようなら 信越本線・北陸本線 喪失感に満ちた最後の日を乗車レポのページです。おたぽるは、その他鉄道しなの鉄道の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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