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『ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~』(秋田書店)

 3月3日放送の『林修の痛快!生きざま大辞典』(TBS系)では、マンガ家の手塚治虫をフィーチャー。手塚は名作の数々はもちろんのこと、現在のマンガ界で定番となっている寄りや引きの画、ズームアウトといった映画的なカット割りの文法を普及。またアシスタント制度も確立させた“マンガの神様”と知られています。そんな手塚には今もなお語り継がれる逸話がたくさん。番組は手塚の著書『ぼくのマンガ人生』(岩波書店)や原作・宮崎克、マンガ・吉本浩二の『ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~』(秋田書店)を元に、手塚の有名エピソードをあらためて紹介していきました。

 まずは、手塚のすごすぎる“伝説”を見ていきましょう。『ブラック・ジャック』の感想を求められたアシスタントに「ちょっと、イマイチかな」と言われた際は、編集者が待っている中、締め切りギリギリに上げた原稿を「8時間待ってくれ」と頼み、まったく違うストーリーをイチから全部描き直したといいます。また、原稿を待つ大勢の編集者に囲まれていたときはこのままでは間に合わないと、机に3枚の原稿を並べてそれぞれ別の作品を描いたとのこと。ちなみに手塚は、下書きなしで1時間3~4枚の原稿を描いていたそう。また、手塚の頭の中ではすでに作品が出来上がっていて、それを描く手が追いつかないほどだったとか。なんと、うつ伏せに寝ながら原稿を描くこともできたといいます。

 このような伝説からもわかるように手塚はかなりの負けず嫌いで、ほかのマンガ家の才能に対して嫉妬深かったことでも有名。『AKIRA』(講談社)などで知られるマンガ家・大友克洋を自分が主催するパーティーにわざわざ呼んで「あなたのような絵は私でも描けるんですよ」と言ったことはよく知られています。番組で紹介されなかったところでは、石ノ森章太郎の実験的な作品『ジュン』についても「あんなのマンガじゃない」と苦言を呈しています。この際、手塚を尊敬していた石ノ森はかなりのショックを受けたそうで、『ジュン』の連載を打ち切ってほしいと編集に言ったほどだったとか。それを聞きつけた手塚が石ノ森の自宅に行き謝罪し、事なきを得たといいます。

 また、手塚は子ども並みのわがままを連発していたことでも有名です。番組で紹介されたのは、「ベレー帽をなくしてマンガが描けない」「真冬にスイカが食べたい」「差し歯がないと描けない」「秋田で買った鉛筆では描けない」「浅草の柿の種が食べたい」「六本木のコンソメスープが飲みたい」、極めつけは「高田馬場の赤いきつねではなく、下北沢の赤いきつねを買ってこい」というもの。「赤いきつね」はどこで買っても一緒だと思うのですが……。この一連のわがままについて、番組MCの林修は「手塚本人が子どもの部分を大きく残していたから、子どもたちが楽しめる作品を生み出せたのでは」と分析しています。

 その一方、手塚は仕事を断らないでどんどん引き受けていたという一面があります。それは、自分にできるという絶対的な自信があったから。林はその自信を与えたのは手塚の母ではないかと分析しています。林は手塚の妹・宇都美奈子の「妹から見て兄はお母さんが大事に育てていた」という証言と自身の経験から「小さい頃から大事にされている人は基本が充足している」と持論を展開。また、手塚は大阪大空襲で頭上に焼夷弾が投下されるも九死に一生を得ています。この時感じた「ああ生きていてよかった」という考えがのちにマンガを書く支えになったと林は解説しました。

 マンガの神様と言われ、多くのマンガ家からリスペクトされている手塚。しかし、負けず嫌いで嫉妬深く、子どもっぽい一面もあったと聞くと、上手く付き合っていくにはちょっと面倒くさい人物だったのかも!?

「ベレー帽をなくしてマンガが描けない」 手塚治虫の“子どもっぽさ”が名作を生んだ!?のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベ出版業界事情手塚治虫の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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