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渡くんの××が崩壊寸前第1巻(KADOKAWA/角川書店)

 鳴見なるは、このところ『ラーメン大好き小泉さん』(竹書房)でも話題となっているマンガ家だ。そんな氏が、「ヤングエース」で連載している作品『渡くんの××が崩壊寸前』(共にKADOKAWA/角川書店)。『ラーメン大好き小泉さん』は、美少女・小泉さんの異様なラーメンへの情熱が光る。対してこちらの作品は、幾人ものヒロインがみな異様なラブコメだ。登場人物が揃って恐ろしくなるほどさまざまな愛をこじらせている。

 作品の主人公・渡直人は、転校したばかりの高校2年生。妹・鈴白は小学4年生。2年前に両親を亡くしてから、二人は住み慣れた信州を離れ、親戚をたらい回しにされてきた。そんな二人が28歳の叔母、多摩代の家に引き取られたのは一カ月前のこと。

 直人の日常は、すべてが妹中心。部活の勧誘を受けても「妹に『部活に入るな』って言われてるから」と断る。鈴白も鈴白で、朝起きれば「髪か着替えどっちか手伝ってー」と言い出す。あまり甘やかしてはいけないと思う直人だが、鈴白に「二人きりの家族だし――」と言われると、どうしても甘やかしてしまう。そんな兄妹の光景を見つつ、叔母の多摩代は直人に向かって「お前の面 最近兄貴【引用者注:兄妹の父を指す】に似てきてウザいな」と吐き捨てる。しかし、彼女も嫌々二人を引き取っているのではない。毎月の生活費として直人に渡す封筒は、驚くほど分厚い。どうも多摩代は亡き兄に対するブラコンをいまだにこじらせているということが、物語を通じて次第に見えてくる。

 そんな折、直人は6年前に隣に住んでいた少女・館花紗月と高校で再会する。彼女はかつて直人の家の畑を荒らして姿を消したヤツだった。いわば“畑荒らし”の最悪な幼なじみ。しかし、紗月はそんな過去などなかったかのごとく、異様な愛でもって直人に迫ってくる。いきなり抱きつくわ、キスするわ。なにより2ページ半にわたり、「直くん」と名前を呼び続けるシーンは一種の狂気を感じさせる。

 無理矢理のキスに気絶してしまった被害者・直人だが、多摩代には「エロガキ」と呼ばれ、鈴白まで「昨日はお楽しみでしたね」と嫌味。おまけに、紗月とのキスシーンを憧れていた委員長の石原紫にも目撃されてしまうなど、悲惨なことこの上ない。

 本作は、こんな風にとんでもないヒロイン揃いだ。一方で、凡百なラブコメのように、主人公・直人がただ単に巻き込まれるだけではない。直人も直人で、妹に対してやきもきする気持ちを隠そうとしない。

 本作の軸には、“畑づくり”が据えられている。鈴白のおねだりから始まった広い庭を使った畑づくりが、2巻以降の物語の鍵となりそうだ。

 ラブコメとしてはとても完成されていて楽しめる本作。だが、ひとつだけタイトルがわからない。「××」の部分には、いったい何が入るのか? 今のところ、筆者はきっとこの後エロコメ展開へ突入し、渡くんの「理性」が崩壊していくのだと期待しているのだが……。
(文/是枝了以)

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