『レイズナー』の生みの親に直撃インタビュー!【前編】

 ネットや交通網の発達によって、もはや世界中どこにいようが情報は発信受信できるし、移動にも困らない。となれば当然、地方に身を置きながら表現活動を行う人たちの存在も目立つようになった。アニメーターにマンガ家、ゲームクリエーターetc...。大阪を中心とした関西にもまた、そうした多くの表現者たちが活躍を見せている。そこで、ここでは関西のクリエーターたちインタビューをお届けしたいと思う。普段は会わない関西に住む親族が法事に来たような心持ちで、ぜひともお付き合い願いたい。
 
 今回のゲストは、大阪が誇る老舗アニメスタジオ「アニメアール」の生え抜き、ベテランアニメーターの吉田徹さんだ。アニメ界では”ムッシュ”の愛称で呼ばれる吉田さんの経歴は、驚きを通り越して、一瞬「本当に?」と疑ってしまうほどのもの。『蒼き流星SPTレイズナー』『太陽の牙ダグラム』『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』から始まり、最近なら『キャプテン・アース』『妖怪ウォッチ』『イナズマイレブン』などにも深くかかわっている。アニメ好きならば、誰もが1度は必ず吉田さんの仕事に触れているに違いないのだ。あらゆるジャンルの作品を高いクオリティで排出する、まさに“職人”とも呼べる方なのである。今回は、そんな吉田徹さんにインタビューを試みた。


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とても紳士なムッシュ!

 まず、前編では、吉田さんの所属する「アニメアール」や「京都アニメーション」をはじめとした、関西のアニメスタジオでアニメを作るということについて、話を聞いてみた。「アニメアール」が設立された1970年代は、アニメスタジオが東京に集中し、大阪に拠点を置くスタジオは「アニメアール」のみだった。それが現在では、関西でも10個以上ものアニメスタジオがある。東京のスタジオと対等に戦ってこれた、その背景にある思いとは……?
 
* * * * *
 
――早速不躾な質問ですが……そもそも、アニメーターって儲かりますか?

吉田 徹(以下、吉田) いやいや、周知の通り、儲からないよ。基本的には、原画やその見習いの動画ってのは歩合給だからね。描いた分しかもらえない。
 
――じゃあ、描くのが遅いと全然食っていけないんですね。

吉田 うん、昔より多少単価は上がっていたとしても、1枚あたりのクオリティも全然上がっているからね。当然時間も掛かるし、若い間はなかなか苦労すると思うよ。

――ちなみに……東京と大阪のスタジオでは、給与平均も違ったりするんでしょうか?

吉田 いや、基本的には歩合の世界なんで、どこにいても関係ないですね。それよりも、なんの仕事をするかの違いかな。
 
――吉田さんは、ご出身は香川県ですよね? どうせ県外に出るのであれば、なぜ東京ではなく、大阪でアニメーターをやろうと思ったんですか?

吉田 たまたま入ったのが「アニメアール」という大阪の会社だったからですね。
 
――大阪でアニメーターをするのって不便じゃないですか?

吉田 最初からずっと大阪だから、何が不便かはわからないかな。「こんなもんだ」と思ってるんで。

――東京でお仕事されることもあります?

吉田 最近は、東京に毎週のように出張で行ってますね。これまでも、少なくとも月1回くらいは行ってるんじゃないかな? 今かかわってるスタジオとか、制作会社に直接行って仕事したり。
 
――東京には、主に何をしに?

吉田 打ち合わせとか、細かい指示を出しに、という感じですね。電話でも出来るんだけど、締め切りがヤバイ時には直接行ってやるほうが早かったりはするよね。だけど、最近東京のスタジオに呼ばれるのは、違う理由もあるみたいで。最近のスタジオって、若いアニメーターばかりで、ベテランが少ないんです。なので、自分みたいなベテランがいくと空気が少し締まるからって言われたこともありますよ。
 
――あくまでメインのお仕事である「絵を描くこと」においては、どこにいても一緒だけど、それ以外のことで東京に行ってる、という感じですよね。

吉田 うん、とりあえず絵を描くことさえできれば、今はネットもあるし宅急便も充実してる。だから、締め切り自体も1日区切りになってるからね。宅急便にしても、昔は新幹線便を使ってたけど、今は当日便っていうサービスもあるから、東京なら午前中にデータを出せば届く。
 
――本当に、今は日本中どこにいても仕事は出来るんですね。

吉田 そうだね、ネットがあって、宅急便さえ届けば大丈夫かな。実際、僕らの世代の人たちは、年齢的に親の面倒を見なくちゃいけなくなったりして、地元に戻ってそこで個人で仕事をしてる人も多いですしね。まあ、制作会社はほとんどが東京で、監督をやりたいなら東京に行かなきゃだと思うけど……スタジオは、京都の京アニが出てきたみたいに、地方にも増えてるから。
 
――では、アニメーターになりたいなら、とりあえず東京に行く必要はないんですかね?

吉田 うーん、だけど、大阪にいたアニメーターが「東京に出てみたら今まで見えなかったものが見えた」なんて話はやはり聞くかな。自分は東京・大阪間を行ったり来たりしてたのであまり意識したことはなかったけど、やはり、ずっと大阪にいたら見えないことってのは結構あったんじゃないかな。
 

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