Kindleでも読める30年前の名作プレイバック 第24回

―今から30年前以上前、そう僕らが子どもだったあの頃に読みふけったマンガたちを、みなさんは覚えていますか? ここでは、電子書籍で蘇るあの名作を、振り返っていきましょう!

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(イラスト/村田らむ)

「戦場にはロマンがある」

 そんなふうに書くと怒られそうな気がするが、事実として“戦場ロマン”モノの作品は人気が高い。ハリウッドでは、第二次世界大戦&ベトナム戦争モノの作品は山のように作られている。日本は敗戦国なので第二次世界大戦モノは少ないが、それでも戦争モノは多いだろう。事実、アニメ『機動戦士ガンダム』が圧倒的な人気を得た理由のひとつも、“リアルな戦場を舞台にしたから”ではないだろうか。

「本当の戦争はそんなに甘いもんじゃない!! 人と人が殺し合う、醜い修羅場なんだ!!」

という人もいるだろうけども、そんな「本当の戦場論」というのもまた、現代の映画やマンガでは舞台を盛り上げる仕掛けのひとつになる。

 先日『フューリー』という映画を見た。第二次世界大戦の戦車部隊を描いた映画だ。僕は昔から戦車が好きで、特にアメリカのシャーマン戦車が好きだったので、ワクワクしながら見たのだが……準主人公が「僕には撃てません~!!」と言うウザい奴だったので、一気に萎えてしまった。いざという時に銃爪を引けないキャラは、どうにも苦手である。

 しかし、今回紹介する『エリア88』の主人公・風間真は、そういう時にきっちり“撃てる”キャラクターである。

『エリア88』がはじまったのは1979年。連載していた雑誌は、今はなき「少年ビックコミック」。後に「ヤングサンデー」となる、その前身のコミック誌だ。

 僕が『エリア88』を初めて読んだのは、小学校6年生の時だった。作者である新谷かおるの描くキャラクターは、一見女性っぽい、少女マンガ的な手法で描かれている。なので、「内容もなまっちょろいんじゃないの?」なんてなめてかかったが最後、骨太のストーリーにガツン! とやられてしまった。

 作品名にもなっている「エリア88」とは、アスラン王国の空軍基地の名前である。その「エリア88」には、腕利きの外人部隊のパイロットたちが駐留している。彼らは、戦果に応じて法外な額の報酬を受け取ることができるが、自分が搭乗する戦闘機、およびミサイルなどの武器は、その報酬から購入しなければならない。言わば、“鬼ルール”である。

「エリア88」から娑婆に戻るには、契約期間である3年間を戦い抜いて生き残るか、150万ドルの違約金を払うかのどちらかしかない。駐留するパイロットは、基本的には金のために働いているのだが、主人公・風間真は違う。孤児院時代からの親友・神崎悟にハメられて、無理やり入隊させられたのだ。

 物語がスタートした段階で、真はすでに「エリア88」のエース・パイロットになっている。もともと日本の航空会社のパイロット候補生だったので、テクニック的には問題なかったかもしれないが、人を殺すのは当然初めてのこと。相当な苦労をしたと思う。ひょっとしたら、

「僕には打てませーん」

なんてシーンもあったのかもしれないが、そこは描かれていない。いや、描かれなくてよかった。

「日本に帰りたい」
「なぜ親友が自分を裏切ったのかを知りたい」

そんな望郷と恨みを胸に、今日も自分を裏切った空を舞い、殺戮を続ける主人公……ね? ロマンあるでしょ!? 本当に男の子にはたまらない世界観だと思う。

ハリウッド映画の「僕には撃てませーん」キャラとは大違い!絶対に撃つ男・風間真に魅せられた『エリア88』のロマンのページです。おたぽるは、cat連載作品レビュー漫画連載エリア88名作プレイバック村田らむの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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