『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動 (A samurai’s beat)』より。
『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動 (A samurai’s beat)』より。
少し前まで、年末年始のテレビ特番では時代劇が定番だった。けれども最近は時代の変化か、そうした番組は少なくなってきた。そもそも通常番組でも時代劇はほぼ壊滅状態。そんな“時代劇・冬の時代”の中、ひとすじの光明がエロゲー界から登場した。
それが、インレの『ChuSingura 46+1 -忠臣蔵 46+1- 武士の鼓動(A samurai's beat)』だ。
この作品は、当初は同人版でリリースされ、人気を得て商業化された作品。物語はタイトルにある通り、“忠臣蔵”である。それも、赤穂浪士全員が女体化して登場するのである。
女体化というが、赤穂浪士はそもそも全員が女性という設定。そんなちょっと違った江戸時代にタイムスリップしてしまった主人公・深海直刃と共に、仇討ちの物語が繰り広げられるのである。
注目したいのは、ブランド側ではゲームスタイルをAVGではなく、サウンドノベル形式としていること。じっくりとテキストを読みながら、主君の仇を討たんとする赤穂浪士たちの苦闘。そして、主人公との交流が描かれていく世界観に没入できる作品だという自信が詰まっている。
『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動 (A samurai’s beat)』より。
『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動 (A samurai’s beat)』より。
そして、物語の展開も単なる仇討ちにはとどまらない。そこには、実は時空を超越した巨大な陰謀が渦巻いていた……。物語の中で次第に明らかになっていく真実。タイムスリップしての時代絵巻と思いきや、SF風味の壮大な物語へとなっていくところに驚くのは間違いない。
現在、PlayStation Vitaへの移植も決定している本作は、満を持してDL版も発売し、さらに話題を呼んでいる。年末年始の定番“忠臣蔵”をちょっと違う雰囲気で楽しんでみるのも、きっと楽しいよ!
『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動 (A samurai’s beat)』より。
『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動 (A samurai’s beat)』より。
■『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動 (A samurai’s beat)』
対応OS:Windows 7/8
ジャンル:もっと燃え萌えサウンドノベル
義か!? 誠か!?
前作で見事、巨大な陰謀を未然に防いだ赤穂浪士と深海直刃。だが、そんな直刃の前に新たな難題が。ひょんなことから、島中で直刃を巡り恋の鞘当てが始まってしまったのだ。勇ましく可愛い美女たちの誘惑に果たして、直刃はどうなってしまうのか?
そして、前作で明らかになっていない空白の時間に驚きの真実が……。待ち受けていたのは壬生の狼と呼ばれた新撰組! 赤穂浪士は幕末にタイムスリップしていた!