fripSideライブツアー2014「infinite synthesis 2」舞浜アンフィシアター公演レポート
(撮影/松本孝之)

とある科学の超電磁砲』シリーズをはじめ、多くのアニメ・ゲーム主題歌を手掛けるシンセポップユニット、fripSideのワンマンライブが、11月3日、千葉・舞浜アンフィシアターにて開催された。今年9月に発売されたアルバム『infinite synthesis 2』を携えての、全国7都市を周るツアー。そのセミファイナルの様子をレポート!

■開幕からハイテンション! 最新アルバム曲が次々放たれる

 まず演奏されたのはゲーム『カデンツァ フェルマータ アコルト:フォルテシモ』テーマソングの「fermata ~Akkord:fortissimo~」。会場のボルテージを表したかのようなピークメーター風の照明セットを背景にfripSideの2人が登場し、イントロのシンセリフが流れた瞬間客席からは歓声が上がる。「ハイ! ハイ!」というコールに八木沼悟志(Syn/Key)が拳を掲げて応じ、南條愛乃(Vo)もステップを踏みつつ、間奏ではシャウトして観客を煽るなど、開幕からハイテンションなステージを展開させていく。

fripSideライブツアー2014「infinite synthesis 2」舞浜アンフィシアター公演レポート
(撮影/松本孝之)

 オープニング開けのMCで「今日の会場は皆さんとの距離がどこにいても近いです。楽しい1日になる予感しかしていない」と語った南條は、アルバムジャケットを彷彿とさせる白銀のドレスに身を包み、「scorching heart」や「waiting for the moment」など、『infinite synthesis 2』収録曲を歌い上げる。舞浜アンフィシアターは半円形のステージを囲むように構成された会場で、南條もファンと同様にこの日を待ち望みにしていたという気持ちの表れか、舞台の端と端を行き来しつつ、何度も見回していたのが印象的だった。その視線の先の客席は、fripSideのイメージカラーでもあるオレンジ、そして曲によってはパッと青や白に切り替わるサイリウムの光に溢れ、一体となった空間でライブは繰り広げられていった。

■凱旋! これまでを振り返って

 浦安市で育ち、ライブ直前の10月29日に誕生日を迎えたばかりの八木沼に「おかえり」「おめでとう」と声をかけるファンへ放たれたのは、ド鉄板の電撃チューン「only my railgun」だった。八木沼がコールアンドレスポンスで煽った観客に南條もマイクを向け、サビ部分を共に熱唱。常盤台中学(『とある科学の超電磁砲』の主人公・御坂美琴の通う学校)の制服を纏ったダンサーも登場し、会場は大きく盛り上がる。

 中盤、ステージに炎が灯され、荘厳な雰囲気の中演奏されたのはアニメ『ブラック・ブレット』のオープニングテーマ「black bullet」だ。先程の煌びやかな衣装とは対照的な赤と黒のドレスを纏った南條が立つステージは、まるでPVの世界観を再現しているかのようで、会場内に刺客が潜んでいるのではないかと緊張してしまうほどの迫力があった。ストリングスと混声合唱がフィーチャーされたこの曲で新しい一面を披露したfripSideだが、続く「eternal reality」は小室哲哉と共作した超王道デジタルJ-POP。この曲では八木沼もコーラスに加わり、ユニットとしての一体感を見せつけた。

fripSideライブツアー2014「infinite synthesis 2」舞浜アンフィシアター公演レポート
(撮影/松本孝之)

 今回のツアーでは“日替わり曲”と称して、会場ごとに違う楽曲を演奏するという試みを行ってきたfripSide。この日のセットリストはこれまでに比べて「油多め」「味濃いめ」だと八木沼は語る。その内容だが、爽快なポップチューン「future gazer」に始まり、桜色のサイリウムが会場を埋め尽くす中演奏された、ゲーム『D.C.III R ~ダ・カーポIII アール~』のオープニングテーマ「endless memory ~refrain as Da Capo~」。さらに、ちょうど5年前の秋(2009年11月4日)にリリースされた「late in autumn」、凛と冷えた空気を纏うシンセソロが叙情的な「whitebird」と、巡る季節を感じさせ、これまでの軌跡を振り返ると同時にこれからの未来を見据えるような曲目だったことは、fripSide自身にとっても応援し続けているファンにとっても感慨深いものだったのではないだろうか。


■表題曲「infinite synthesis」に込めた想い、fripSideが辿る未来

fripSideライブツアー2014「infinite synthesis 2」舞浜アンフィシアター公演レポート
(撮影/松本孝之)

 今度は白と黄色を基調とした明るくキュートな衣装にチェンジしてステージに現れた南條は、「fortissimo -from insanity affection-」や「before dawn daybreak」、「glow in the darkness」と、人気のゲーム主題歌を次々叩き込んでいく。ドレスから着替えて動きやすい衣装になったことも相まってか、元気いっぱいのパフォーマンスを見せる彼女だが、そのせいで王冠型の髪飾りが外れる一幕も。これには南條も「はしゃぎすぎた」、「ひとつトラウマ曲が増えました……うそぴょん」と照れ笑い。八木沼もショルダーキーボードを抱えて会場内を歩き回り、時には観客の目の前まで近寄り鍵盤を弾いて見せるなど、ファンと一緒に今日を盛り上げたいという強い想いが見て取れた。

「南ちゃんと2009年に活動を始めてから、早5年めに突入しました。こんな素晴らしい会場、しかも地元でライブをさせて頂けるのも、皆さんに応援していただいたおかげです。これから演奏する曲の歌詞にある“君”、それは、皆さんひとりひとりに向けて、僕が書いた歌詞です。ぜひ、“俺に”、“私に”向かってこの曲を歌っているという気持ちで、聴いていただきたいと思います」

 広がる歓声の中、鍵盤に手を添えた八木沼が、南條と共に奏でるのはアルバム表題曲「infinite synthesis」。ゆっくりと思い出を振り返るように一音一音を響かせ、「君といつか出会った日から」という歌詞と共に加速して展開するこの曲は、まさに駆け抜けた4年間を象徴するアンセムナンバーと言って良い。八木沼が込めた想いを受け取ったファンたちもまた、駆け抜けて来た日々を追想しながら高揚感に身を委ね、本編の最後に「一緒に踊ってください」と放たれた「true resonance」で最高潮に達した会場にサイリウムの大波を引き起こしていた。

fripSideライブツアー2014「infinite synthesis 2」舞浜アンフィシアター公演レポート
(撮影/松本孝之)

 アンコールでは、まず「way to answer」と「trusty snow」が演奏され、八木沼に「みんなもっと声出るだろ! 全開で行こうぜ、記録作ろうぜ!」と煽り立てられた客席は再び歓声と熱気に包まれる。「タイトルコールを皆で一緒にやりたいなと思うんですけども、まだやってない曲、わかりますか?」という南條の問いに答えるように全員で叫んだタイトルはもちろん「sister’s noise」。ライブを締め括るに相応しい、ユニット初のオリコン週間チャート1位を飾ったヒットチューンがラストナンバーとなったが、ここでなんと、この曲のPVに出演していたザ・たっちがステージに乱入。“アジのひらき”や“幽体離脱”といったお馴染みのネタも披露し会場を沸かせた。突然の出来事に驚きを隠せないのが南條だ。それもそのはず、実はザ・たっちのゲスト出演が南條に知らされていなかったのだ。そんなサプライズに「レールガンの最初のインストアイベント(この時はマギー審司がゲストに登場した)を思い出しました」と懐かしい話も出たところで、最後はもう一度「sister’s noise」が演奏され、観客と一緒に大ジャンプ!

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(撮影/松本孝之)

 南條は「終わってしまった……」と名残惜しそうに呟くも「皆さんの顔もよく見えるし、優しい空気をたくさん感じた。ああ、良い空気だ」と、今日のアクトを全力でやり切ったのはこの空間にいる全員だとでも言わんばかりの、達成感に満ちた笑顔を見せた。「fripSideは今後サウンド面もライブ・パフォーマンスもどんどん前進していきたい」と宣言する八木沼。雷が迸っては突き抜けて行くような激動の約3時間だったが、目に焼き付いているのはシンクロして一つの大きなうねりとなったサイリウムの光だ。その輝きが照らす、これからのfripSideが辿る未来を見てみたい、感じてみたい、そう思わせるような一夜だった。

 ツアーファイナルは来年3月、横浜アリーナにて開催される。前進し続ける彼らから、今後も目が離せない。
(取材・執筆/魚屋スイソ・有田俊)

■「infinite synthesis 2」舞浜アンフィシアター公演セットリスト
1. fermata ~Akkord:fortissimo~
2. pico scope -SACLA-
3. scorching heart
4. waiting for the moment
5. I'm believing you
6. Secret of my heart
7. only my railgun
8. lost dimension
9. rain of tears
10. black bullet
11. eternal reality
12. future gazer
13. endless memory ~refrain as Da Capo~
14. late in autumn
15. whitebird
16. fortissimo -from insanity affection-
17. before dawn daybreak
18. glow in the darkness
19. hesitation snow
20. LEVEL5 -judgelight-
21. infinite synthesis
22. true resonance

EN1. way to answer
EN2. trusty snow
EN3. sister’s noise

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