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痛車展示の様子。【註:ナンバープレートは作品に掛けたフェイク】

 去る11月15日に開催された「横須賀Sプロジェクト2014」。神奈川県横須賀市をS(サブカルチャー)で盛り上げようという地元主催のイベントだ。

「別に横須賀なんてテコ入れしなくても十分盛り上がってるんじゃ? カレーイベントで6時間以上並んだほど人来たし」(参照)などと過去の因縁に思いを馳せてみたりもするが、カレーではなく「アニメ」で盛り上げるのがポイントなのだ。そんな横須賀が生んだ、新たなオタクイベントの模様をレポートする。

 今回会場となるのは、記念艦・三笠とその周辺地域。三笠記念公園では痛車展示、三笠内部では『蒼き鋼のアルペジオ』の艦船模型展示、隣接する神奈川歯科大学ではシンポジウムが開催された。

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記念艦・三笠と並ぶ痛車。

 まず会場の一つ、三笠公園に到着して目に入るのが、東郷平八郎像の後ろ&戦艦三笠の前に並ぶ痛車の展示。普通に公園内の広場に展示してあるので、一般のお客さんも普通に見学し、子どもと一緒に写真を撮っている。なにこの日常風景、いきなりサブカルが馴染みまくってるんですけど。見ていて気付いたのは、車内にぬいぐるみやドールなどをダッシュボードに置いてある車が多く、まるで秋葉原にあるレンタルショーケース然としていたこと。特に何か販売しているわけでもないが「車以外にも見せたいものがある」のか、フロントガラスが寂しいと思ったからなのか……車自体も展示物だが、ある種のショーウィンドーとしても使われているのは面白い。高額スーパーカー系の痛車が見当たらず、わりと普通に走っている車がショップや自分流で作り上げた手作り感もいい。この展示を主催しているのは、足利市の「萌える一般社団法人」。この日のために足利から横須賀まで自走してきたとのこと。御苦労さまです。

 そして横須賀に来たからには三笠に乗っておかないと、というわけで実際に三笠から展示風景を見てみると、岸壁で歓迎するかのように痛車の花が咲いていた。アングルによっては、痛車が砲塔に狙われているように見えなくもない(笑)。

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『蒼き鋼のアルペジオ‐アルス・ノヴァ‐』の艦船模型展示も。
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アオシマ製の完成済プラモデルがずらり。

 三笠艦内では『蒼き鋼のアルペジオ‐アルス・ノヴァ‐』の艦船模型展示が行われている。艦内右舷にある小さな展示室は艦内なので、舷側からにょっきりと砲塔が出ている。等身大ポスターなどと並んでアオシマ製の完成済プラモデルが展示されており、普段イベント会場などでこの手の展示を見慣れている目からするとその違和感が面白い。こちらも普通に一般公開中なので、観光で来られたご老人たちがフラリと入ってきてポスターを一瞥すると、何もなかったかのように退室してゆくのがちょっと可笑しい。

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