――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『ガンダム Gのレコンギスタ
第6話「強敵、デレンセン!」

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ガンダム Gのレコンギスタ公式サイト内「Story」より。

【今週の極私的見どころ!】
 ついに明らかとなったベルリ(CV:石井マーク)の目的。思い人・カーヒル(CV:森川智之)を殺した張本人と行動を共にせねばならないアイーダ(CV:嶋村侑)の葛藤。強化されて仮面キャラにクラスチェンジしてしまったルイン(CV:佐藤拓也)。そして、もはや天才キャラという肩書きがネタ扱いになりつつあるクリム(CV:逢坂良太)……。各キャラクターの思惑が交錯する中、キャピタル・テリトリィと宇宙海賊ことアメリア軍の対立は、ますます深刻になってきた感があります。そんな第6話の舞台は宇宙。やっぱり『ガンダム』といえば宇宙ですね! 主役メカ・G-セルフも新型パックを搭載して出撃。ドラマ的にもアクション的にもかなり期待が募ります。

【今週のおすすめ度】
★★★★☆
(前回のあらすじはこちら

 マスク部隊を退け、メガファウナで宇宙へと上がった海賊部隊。今度はキャピタル・テリトリィのフォトンバッテリーを強奪するというアメリア軍宇宙艦隊の囮となる作戦が控えています。ここでベルリは艦隊の規模を確認することをノレド(CV:寿美菜子)に告げます。敵に寝返ったと思わせて、いずれは情報を手土産に凱旋帰国したい、といったところでしょうか。

 一方、キャピタル・テリトリィはますます軍備が増強されている模様。ベルリの母親であるキャピタル・タワー運行長官ウィルミット(CV:田中敦子)も「なんなんです、これ」と日々勢力を強めるキャピタル・アーミーに驚きを隠せません。キャピタル・タワーのナット(キャピタル・タワーに設置されている宇宙ステーションのような居住区域)も、すっかり軍事基地化しています。それを批判するウィルミットの意見を、力づくで封殺するシーンにぞっとしたのは自分だけでしょうか? 平和な日常が気がついたら軍国化していた……なんて、ちょっと笑えないシーンが描かれます。その後、ウィルミットが軍人と口論するシーンの後、何か諦めたかのようにデレンセン(CV:小山剛志)に「頼みます」とあたりさわりのない言葉をかけるシーンが出ますが、その間にどんな言葉が交わされたのか……。そんな中、ナットにデレンセンが登場。彼は新型可変MSエルフ・ブルでベルリ奪還作戦を遂行する模様です。「自分の教え子であるベルリ・ゼナムを救出してみせる」と誓うデレンセン。その姿からは、彼が実直な大人であることを伺わせます。

 ビームを吸収・無効化し、自機のエネルギーに変換できるリフレクターパックを装備したG-セルフで出撃することになったベルリ。彼は出撃前に、ノレドにラライヤ(CV:福井裕佳梨)を連れてフライスコップ(MSを搭載して飛行可能な支援航空機)に密航するように指示します。察しのいいノレドは、すぐにその意味を理解。どうやら今回の作戦後に海賊部隊から脱走するつもりのようです。それにしても、海賊部隊のベルリに対する信頼の高さといったら! 本当に彼を仲間と思っているのか。それとも、体のいいテストパイロットと思っているのかわかりませんが(ベルリも人体実験じゃないかと愚痴ったりしています)、ともあれもはや海賊部隊には欠かせないメンバーになってしまっている模様です。

 ここでキャピタル・アーミーがメガファウナに向けて続々と出撃。地上から上がってくるジロンド隊と宇宙から攻めるデレンセン隊の挟み撃ちです。重力に引かれるとたちまち大気圏に叩き落とされるという、ガンダムでは定番の大気圏落下バトルが期待できるシチュエーションで戦闘の幕が開きます。宇宙での戦闘シーンを見ると「ああ、やっぱりこれ『ガンダム』だなあ」と思っちゃいますね。昂揚感を煽るBGMも相まって、熱いものがこみ上げてきます!

 さてさて最前線に飛び出したG-セルフ。ベルリは超望遠でアメリア艦隊を捉えると、それをG-セルフが排出したプレートにデータを記録します。戦闘中でも冷静に任務を遂行するその姿から、さすが飛び級で進学した優等生だけあることを再認識させられます。

 ついに海賊部隊とキャピタル・アーミーの戦端が開かれました。デレンセン操るエルフ・ブルのビームの雨がG-セルフを襲います。しかし、展開したリフレクターがビームを吸収。ビーム攻撃に対して高い防御能力を発揮します。いきなりの師弟対決ですが、お互いにパイロットの存在は認識していない様子。悲劇的な戦闘が始まります。今回も相変わらずMSの性能を生かした見ごたえあるバトルが展開。非常に見応えのある演出に、ネットの実況民も拍手喝さい。

 唐突に挟みこまれる、メガファウナの操舵手・ステアのやたらと発音のいいセリフが気になるのですが(「サイドノズル!ファイア!ファイア!ファイア!」は思わず吹き出してしまいました)、それはさておき「貴様は今まで何人の戦友を殺してきたのかわかっているのか!」とデレンセンは怒りのホーミングレーザーを射出! それを高機動力で交わすG-セルフ! 「宇宙世紀ガンダムでホーミングレーザーって何気に初めてじゃない?」というコメントもネットにありましたが、これは恐らく第6話演出を手掛けた京田知己氏の仕事でしょうか? 同氏は『交響詩篇エウレカセブン』シリーズの監督を手掛けていたということもあり、『ガンダム』シリーズには珍しく超高速バトルが展開。視聴者を一気に引きこんでいきます。

 実力伯仲のベルリとデレンセン。ベルリはキャピタル・アーミーに対する嫌悪感をあらわにし、デレンセンはG-セルフを奪い、多くの仲間を奪った海賊への敵対意識を全開にして激突します。しかし、この熱くも悲しい戦いは唐突に終わりを告げます。ちょっとこのあたりのシーンの繋ぎが不自然と言うか、いきなりエルフ・ブルの下半身がなくなっているあたり、ひょっとしたらいくつかシーンがカットされてしまったのかもしれません。なんだかよくわからないうちに、G-セルフのビームライフルがエルフ・ブルのコクピットを捕捉。一撃のもとにデレンセンを撃ち抜いてしまうのです。その瞬間、二人は初めてお互いの存在を認識します。しかし、時すでに遅し。

「そんな新型で出てくるからでしょ!」とベルリは慟哭します。カーヒルを殺した借りを返すつもりで海賊に協力したり、母国のためを思ってスパイ行動をしたりと、良かれと思って取っている行動がまたしても裏目に出てしまいました。しかし、悲しみにくれる間もなく状況は急転直下。先ほどの戦闘でダメージを受けたクリムのモンテーロは地球の重力に捕まってしまい、大気圏突入コースに入ってしまっています。そこでベルリは先ほどの戦闘で敵のビームを吸収してチャージしたエネルギーを活用して、モンテーロとG-セルフを包み込むように大気圏突入用ガスを展開。無事、地球へと帰還します。この辺は、劇場版『機動戦士ガンダム』の大気圏突入シーンのオマージュを思わせますね。

 それにしても、今回はまったくいいところなしのクリム。出撃前にベルリを気にかけたり、そのベルリからピンチを助けられたりと、なんだかアイーダやノレド以上にヒロインっぽい扱いのような気がするのは気のせいでしょうか? 「ベルリを助けたり助けられたりして順調にデレを見せて、相対的に天才がヒロインに見てきた」というネットの声もあったりと、まさかのBLフラグ確立でしょうか? 色んな意味で目が離せませんね!

 その後、脱走することはかなわず再びメガファウナに帰還したベルリ、ノレド、ラライヤの3人ですが、ベルリはふとしたタイミングでデレンセンの姿が脳裏にフラッシュバックし、その度に苦悩します。しかし、恩師を自らの手で殺してしまったことを受け入れることができない様子。武器を手にして戦場に出るということは、命のやり取りが行われると言う事は自明ですが、その想像力がベルリにはなかったということでしょうか。それとも、そもそも彼は戦争に加担しているという自覚がなかったということでしょうか。そこに富野監督からの抱く現代の若者や日本に対する危機意識を読みとるのは、深読みのしすぎというものでしょうか。

 ますます先が読めなくなってきた『Gレコ』。次回は、再びマスク隊がメガファウナを襲撃する模様です。宇宙に上がると、とたんに理性を取り戻すラライヤの秘密も気になるところです。ちなみに今週の次回予告の決め台詞は「どうなるか見たいでしょ?」でした。
(文/受動 明日)

富野監督の日本に対する危機意識の反映か!? 『ガンダム Gのレコンギスタ』のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューガンダム Gのレコンギスタ富野由悠季機動戦士ガンダムの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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