――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『ガンダム Gのレコンギスタ
第5話「敵はキャピタル・アーミィ」

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ガンダム Gのレコンギスタ公式サイト内「Story」より。

【今週の極私的見どころ!】
 宇宙から「何者か」がやってくる。それに対抗するためにキャピタル・アーミーが組織された。月の裏側にあるというスペースコロニー・トワサンガから送られてくる「ヘルメスの薔薇の設計図」という、過去の(宇宙世紀時代の?)データを元にモビルスーツが設計されている。ラライヤ(CV:福井裕佳梨)もそこからやってきた人っぽい。どうやら海賊部隊はアメリア軍に関係があるらしい。そしてベルリ(CV:石井マーク)はアイーダ(CV:嶋村侑)に惚れているだけでなく、彼女の想い人を殺してしまったという負い目から海賊部隊に協力しているが、ノレド(CV:寿美菜子)は早くキャピタル・テリトリィに帰りたい……というのが、第4話までの『Gレコ』。毎回、前回までの内容を整理してから臨むのが『Gレコ』の楽しみ方、みたいな感じになってきましたね。しかし、ジェットコースターは乗る前にしっかりと準備をしてから乗り込むもの。ジェットコースター的展開をみせる『Gレコ』もまた然り! というわけで、第5話のレビュースタートです!

【今週のおすすめ度】
★★★★☆
(前回のあらすじはこちら

 地上とキャピタル・タワーを繋ぐ乗り物・クラウンも迷彩色に塗装され、警備部隊のキャピタル・ガードからもキャピタル・アーミーへと人材が流されている様子。さらに新型の可変MSエルフ・ブルックも登場。チア・リーディング隊の存在も、単なる賑やかしではなく国威発揚のツールとして利用されている感がひしひし。第1話の同級生を応援していた頃からは、まったく異なった印象を視聴者に与えます。徐々に軍事色を強めていくキャピタル・テリトリィに、ベルリ君のお母さんであるウィルミット(CV:田中敦子)も不安を覚えている様子です。この何気ない日常に徐々に戦争の影が落ちてくる演出は、これまでのガンダムはもちろん、ロボットアニメにはあまりなかった描写です。富野監督の『∀ガンダム』も序盤は近しい雰囲気でしたが、『Gレコ』ではさらにそれが洗練された印象。

 と、ここでついにガンダムシリーズ恒例の仮面の男が登場! 颯爽とエルフ・ブルックから飛び出したその姿は……ルイン先輩? しかし誰もその正体に気付いていない様子で、チアガールたちも「かっこいい」「ダッサ~い」と賛否両論。ただその中で唯一、ルイン(CV:佐藤拓也)のガールフレンドであるマニィ(CV:高垣彩陽)は「今日のキャピタル・ガードの中にもルインがいなかったな」とポツリ。数日、ルインが姿を見せていないことを示唆します。ここで公式ツイッターのネタばらしによると「短期間で精神的に強化された、強化人間みたいなもの」とのこと。う~ん、これは色々とフラグが立ってきた感じがありますね! そんなルイン先輩ことマスク率いる部隊が、前回のデレンセン(CV:小山剛志)に代わり、ベルリ奪取のために出撃します。

 さて一方の海賊部隊ですが、新型重MS・ヘカテーとともにアメリア軍のパイロットであるミック・ジャック(CV:鶏冠井美智子)が登場。戦艦・メガファウナの軍備も増強されていきます。刻々と状況が変わる中、まるでインタビュアーのように様々な情報を聞いて回るベルリ君。一見して好奇心旺盛な少年といったところ。積極的な姿勢を見せる彼に、天才クリム(CV:逢坂良太)は少なからず好意を抱いたようで、海賊部隊への勧誘をしますが、華麗にベルリ君はスルー。そんな彼にアイーダは、何か思うところがある様子……。

 各キャラクターの思惑が交錯する中、一人マイペースなのがラライヤ。前回ドニエル艦長から与えられた金魚が気に入ったようで、「チュチュミィ」と名付けてクリムと遊ぼうとします。天才もラライヤには形無しといったところで、自慢の三つ編みもおもちゃにされる始末。そんなメガファウナの次の作戦は、キャピタル・タワーを占拠することが目的である宇宙艦隊の囮行動をとるというもの。それを聞いたベルリ君は、クリムの関節を極めて反論。なんかもうクリムは天才というよりも、天災キャラと言ったほうがいいかも。

 これには「またカーヒル大佐(CV:森川智之)の作戦の邪魔をする!」とアイーダも反論。結局、囮作戦にはベルリもG-セルフで協力することになりましたが、アイーダは納得しきれない様子。まだまだカーヒルを殺されたことが忘れられない模様です。一枚岩というわけにはいかないメガファウナですが、そこにマスク部隊が襲撃。さあ、戦闘開始です。

 順次出撃を開始するMS部隊ですが、G-セルフはなんとコクピットでもある小型戦闘機・コアファイターが取り外されており、まずはその合体をせねばならない状況。ベルリは整備士のハッパ(CV:鈴木千尋)と調整しようと試みます。その横で、G‐アルケインで出撃したアイーダは、「人助けなど、当てにはしない」とベルリへあてつけるように大振りな対艦ライフルを持ち出し、先制攻撃。やはりベルリに反発心があるみたいです。ともあれ、G‐アルケインの攻撃に、「我々のカット・シーの部隊はだてではない!」と、宇宙世紀の仮面の人みたいな口ぶりのマスクも突撃開始。ついに戦端が開かれました。統制のとれたカット・シーの攻撃に、海賊部隊のMS・グリモアも撃墜されていきます。

 そして人型に変形したエルフ・ブルックは、天才クリムの操縦するモンテーロと対峙。「うわっはっはっは! これで死ねや、宇宙海賊!」と、マスクことルイン先輩も超ノリノリ! この演出に、「先輩キャラ変わりすぎだろwww」「天才対マスクの掛け合いで笑っちまった」とネット民も大盛り上がりです。にしても、圧巻なのはエルフ・ブルックのすさまじいまでの弾幕です。機体のあちこちにセットされたビーム発振器から撃ちだされるビームの雨あられに、さすがのクリムも手が出せない! しかし、そこはさすが天才。一瞬の隙をついてジャベリンで反撃。この一進一退の攻防は熱すぎる!

 そんな第5話の真骨頂はここからです。G‐セルフになかなか合体できないコアファイターを見かねて、ドニエル艦長(CV:辻親八)はアイーダにベルリをサポートするよう指示。それを拒絶する彼女に、ドニエルは「戦闘中は好き嫌いは言わないでいただく!」と一喝。また、ベルリは勢い余ってメガファウナからコアファイターで出撃してしまいますが、結果的にピンチのクリムを手助けすることに成功。ここで役に立ったのが、今回序盤にチラリと登場した災害救助用の水でした。大量の水の直撃を受けたエルフ・ブルックのコクピットに水が浸水。この時代のMSがそんなに精度の高い仕様ではないことがここでわかります。

 さて、アイーダはG-セルフを甲板に移動。ベルリは、そこにコアファイターを突進させ見事合体に成功! やっぱりロボットの合体、出撃シークエンスは『マジンガーZ』からの伝統。さらりと「ロボットもの」の定番を仕込んでくる演出に、「さすが!」と思わずスタンディングオベーションです。

 圧倒的な戦闘力でエルフ・ブルックを撃退することに成功したベルリ。G-アルケインに回収され、無事戦闘は終了。しかし、事件はまだここから起きるのです。戦闘後、ドニエルからベルリを褒めてあげることが「姫様としての義務」だと言われたアイーダ。彼女は限りなく「姫」としての言葉でベルリへお礼を言いますが、一人になるとカーヒルを殺した敵であるベルリを褒めねばならなかったことを「悔しい」と声を殺して泣くのです。この生々しい人間描写こそ富野アニメ! これを見た瞬間、『伝説巨神イデオン』のシェリルやハルルを思い出したのは僕だけでしょうか? 一見、お気楽な痛快ロボット活劇に見える『Gレコ』ですが、実は「皆殺しの富野」と呼ばれていた頃のデストロイ精神満載の超パンキッシュな作品なのではないでしょうか? 俄然、今後の展開に期待が募ります。

 なお、最後にベルリはノレドと「キャピタル・ガードの生徒として海賊部隊をスパイしている」と、現在の目的を確認し合います。なるほどそれでAパートでは、根掘り葉掘り情報を収集していたんですね。いかにも優等生的な考えです。事態は彼らの思惑通りに進むかどうか……。そして宇宙用バックパックを装着したG-セルフが登場し、メガファウナが宇宙空間に上がるところで、新たな戦いの予感を残しつつ第5話は終了します。

 次回予告では「人生最大のミステイクをしてしまった」と語るベルリ君。どうやら第6話は大きなターニングポイントになりそうですね! ちなみに今回の次回予告の決めゼリフは「スリリングすぎるから見なくていい!」でした。
(文/受動 明日)

お気楽な痛快ロボット活劇か? デストロイ精神満載の超パンキッシュな作品か? 『ガンダム Gのレコンギスタ』のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューガンダム Gのレコンギスタ富野由悠季機動戦士ガンダムの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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