――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『ガンダム Gのレコンギスタ
第4話「カットシー乱舞」

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ガンダム Gのレコンギスタ公式サイト内「Story」より。

【今週の極私的見どころ!】
 宇宙からやってきた謎のMS・G-セルフとともに、海賊部隊に拿捕されたベルリ(CV:石井マーク)、ラライヤ(CV:福井裕佳梨)、ノレド(CV:寿美菜子)の3人。いよいよ物語が動き出した感のある『ガンダム Gのレコンギスタ』ですが、第4話はすでに各メディアでスタッフがPRしている「戦闘シーンがすごい!」コメントもあり、アニメファンの期待度はうなぎのぼり! スタッフを見れば、第4話のメカ作監は今やサンライズのロボ系アニメでは欠かせない高瀬健一氏が担当。これは期待するなというのが無理な相談。さあ、見せてもらおうか。『Gレコ』の本気というものを!

【今週のおすすめ度】
★★★★★
(前回のあらすじはこちら

■男女の機微に目を奪われるAパート

 まずは海賊部隊の母艦・メガファウナに到着したベルリたちのシーンでスタート。相変わらず緊張感のないベルリ君です。その一方でキャピタル・アーミーは、今後アメリア軍、ゴンドワン軍の戦闘にキャピタル・テリトリィが巻き込まれる可能性を示唆しつつ、キャピタル・タワー運行長官の息子であるベルリ奪還や海賊軍の探索を名目にデレンセン(CV: 小山剛志)率いるMS・カットシー部隊の派遣を決定します。どうやら、クンパ大佐(CV:広瀬彰男)はG-セルフを泳がせることで海賊部隊の居場所を探ろうとしていた模様。さらに偶発的に発生したベルリの同行も、キャピタル・アーミーを動かす正当性を与える手段にしてしまった様子。これで前回Bパートの不可思議な状況の答え合わせができました。

 ベルリ本人は、たかが子供である自分に政治的な価値はないと思い込んでいるみたいですが、それは子供の浅知恵というもの。己の想像をはるかに超えるレベルで、駆け引きの駒となっていたのです。事態は平和ボケしたベルリはもちろん、我々視聴者すら置いてきぼりにするかのように、加速度的に危機感を増していきます。

 また、ここではキャピタル・テリトリィが行っていることや、アメリア軍がなぜゴンドワン軍と戦うことになったのか。リギルド・センチュリーの時代では、科学技術の発達は地球再生を阻害するためタブー視されていることがアイーダの口から語られます。さらに、MSの設計図は月の裏側にあると言われるスペースコロニー「トワサンガ」から流れてくることも会話の中で明らかになります。続々と明らかになる情報に、一瞬たりとも気が抜けません。

 個人的にAパート最大の見所は、アイーダによる第2話でベルリが殺してしまった海賊部隊のパイロット・カーヒル(CV:森川智之)との回想シーンです。第2話ラスト以降、カーヒルに関するアイーダの尋常ではない思い入れが気にはなっていたのですが、ここでようやく生前の二人の関係が描かれました。どうやら、恋人とは呼べないもののお互いにいい雰囲気ではあった様子です。別に色っぽい会話などせずとも、互いを気遣うやりとりの中に思いを感じさせる細かいキャラの演技に脱帽です。いいですよね、何気ないやりとりの中に情を感じさせる日常シーンって。こういう機微を感じさせるエピソードが実に富野アニメ的。はい。大好物です。

■渾身のバトルシーンに視聴者も大興奮!

 Bパートは、クリム(CV:逢坂良太)に命令される形でベルリがG-セルフを起動させるところからスタート。G-セルフの空中浮遊システムが『機動戦士Vガンダム』で登場した「ミノフスキー・フライト」だと言及されるワンシーンが登場。こうやって過去作品の設定がチラリとでも出てくると、マニア的にはやっぱり嬉しいもんです。

 そんな時に、ついにデレンセン隊がベルリたちを奪還すべく海賊部隊に接近。ベルリはG‐セルフで出撃し、キャピタル・アーミーを止めるとアイーダに告げます。捕虜がわざわざ危険な戦場に身を投じることもないだろう……とも思いますが、自身や母も存在を知らなかった軍組織キャピタル・アーミーに好意を抱いていないことや、カーヒルを殺してしまった負い目をアイーダに感じているから、このような行動をとってしまうのかもしれません。また、アイーダはG-セルフに似ていると劇中でも言及された超カッコいいMS・G-アルケインで出撃します。真っ赤な機体が、いかにヒロイン用MSという印象です。

 さあ、ここから第4話のハイライトシーンです。Aパートでもメカの書き込みが尋常ではなかったのですが、今回はそのまま高速機動での戦闘が描かれるのです。前回も見せてくれたクリムが操縦するMS・モンテーロの活躍に始まり、対するキャピタル・アーミーのMS・カットシーは、脚部に仕込まれた隠し腕や散弾を駆使したテクニカルな戦闘を展開。これには、「(カットシーは)空戦用だからリーチのある脚にもサーベルって理にかなってるし殺陣が面白くなったねぇ」と、ネット上のメカスキー視聴者たちも拍手喝采です。棒立ちのまま主役に撃墜されるだけが量産型MSの仕事じゃないんです! 

 さて、ベルリはデレンセンと接触し、戦闘を回避するように説得しようとしますが、その隙をついてクリムが攻撃。ベルリの思惑は不発に終わり、デレンセンの反撃でモンテーロは左手の指を切断されてしまいます。気合の入った迫力の作画も相まって、ツイッターなどでも「デレンセン推し」コメントが続出していたのが印象的でした。

 戦闘慣れしている海賊部隊と初陣のキャピタル・アーミーの戦闘の趨勢はすぐに確定。続々とカットシーは撃墜されていきます。しかし、乾坤一擲を狙いデレンセンは3機同時にG-セルフを攻撃します。追い詰められたベルリ君は「スコード!」と、信仰する神の名を叫ぶと、第1話でG-セルフから排出された黄金のプレートが発光。G-セルフも謎のオーラを放ち、カットシーを弾き飛ばします。一見すると、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』や『機動戦士ガンダムUC』で描かれたサイコフレームの共鳴現象っぽくもあるのですが、果たして……。ともあれ、G-セルフの謎の性能を目の当たりにしたデレンセンは撤退。海賊部隊の勝利に終わるのです。

 その後、デレンセンは7人の部下を失ったことに涙します。間接的ではありますが、ベルリは今度はキャピタル・アーミーの兵の命を奪うことに加担してしまうのです。ベルリはまたも自覚しないまま人の命を奪ったわけです。

 戦闘後、クリムからアイーダの正体がアメリア軍総監の娘であること。そして「宇宙から敵対する何かがやってくるため、キャピタル・アーミーが設立された」ということが明かされます。その敵対する存在の一員がラライヤであり、G-セルフはその存在が所持していたMSであることも示唆されます。徐々に明かされていく世界の謎にベルリは興味を抱いた様子。その一方、ノレドはさっさとキャピタル・テリトリィに戻りたい感がひしひし。まったくかみ合わない二人の会話にすれ違う人間の悲哀を感じつつ、第4話は幕を下ろします。

 なお、次回予告では仮面を装着したルイン先輩(CV:佐藤拓也)が登場。ネット上でも「来週の先輩が楽しみすぎるわ」とガンダム恒例の仮面の男の活躍に早くも期待が集まっています。ちなみに今週の次回予告の決めゼリフは「見たくなったでしょ?」でした。う~ん、この見透かされている感。嫌いじゃないです。
(文/受動 明日)

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