『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』などの劇場作品を手がけた新海誠監督が、通信教育で知られるZ会とコラボレーションした、受験生応援ストーリー『クロスロード』を公開したのは去る2月。キャラクターデザイン&作画監督として『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の田中将賀、歌にアーティストのやなぎなぎが参加したことからもWEBなどで評判となった(外部参照)。

 そして現在、Z会本社のある三島市・大岡信ことば館では「新海誠展 ―きみはこの世界の、はんぶん。―」が10月19日まで開催中だ。

 大岡信は三島市出身で、中高年の方には朝日新聞に連載された『折々のうた』で有名。評論や伝記など広範囲に活動した詩人で、美術や音楽、映画や演劇、身体表現といった芸術全般を、人が生きる中で発する「ことば」としてとらえてきた人。その名前を冠した「ことば館」も、文学に限らずジャンルを超えた「ことば」の展示を行ってきた。

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JR三島駅の新幹線ホームから見えるZ会の本社ビルには、大きく「新海誠展」の文字が。
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 主な展示は2階部分となっており、1階の階段脇や2階別室ではインタビュー映像や本編映像などの上映も行われていた。会場はかなりゆったりとしており、作品ごとに多くの原画や設定画などが余裕を持って展示されているのが印象的。新海作品の特徴とも言える背景美術の大判展示や、アニメーション画面の複数のレイヤー構造を理解するための立体展示など、展示にも工夫が見られる。普通ではあまり目にしない初期段階の企画書も展示されており、監督の意図や作品の方向性などが文字の形で示されているあたりも「ことば館」の独自色といったところか。

 そして、絵だけではなく会場のあちこちにさまざまな形で「ことば」が展示されている。過去の作品中で使われた印象的なセリフや『クロスロード』の歌詞などが文字通り「展示」されている。作品の印象というのはもちろん映像でも思い出すわけだが、新海作品については、映像だけでなく作品コピーや劇中のセリフも強く印象を残す。作品というか作風にうまくマッチした展示と言えるだろう。

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 さらには近作『言の葉の庭』の展示付近では、作品が雨をテーマにしていることもあって、ある場所に立つとそこだけ雨音がするインスタレーションなど細かい演出がされていた。こうした仕掛けについては特に説明されているわけではなく、どの辺で聞こえるかは実際に行って気づいた人だけのお楽しみといったところだ。

 また、8月24日には、新海誠氏が登場し、『クロスロード』メイキングセミナーが開催された。当日のレポートは近日公開予定なので、こちらもお楽しみに。
(取材・文/三木茂)

■『新海誠展 ―きみはこの世界の、はんぶん。―』
2014年6月28日(土)~10月19日(日) 月曜休館(祝日の場合は翌日休館)
開催場所:静岡県三島市 大岡信ことば館 
開館時間:10時~18時(入館は閉館30分前まで)
入 館 料:大人1000円/大学生750円/小中高校生500円/未就学児無料
http://kotobakan.jp/exhibitions/shinkai-makoto

■大岡信ことば館
〒411-0033 静岡県三島市文教町1-9-11 Z会文教町ビル1,2階
http://kotobakan.jp/

『言の葉の庭』『クロスロード』…新海誠の秘蔵資料と「ことば」を見る展覧会が好評! のページです。おたぽるは、アニメイベント情報・レポ大岡信新海誠の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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