――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『M3~ソノ黒キ鋼~
第22話「光、ソシテ光」

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M3~ソノ黒キ鋼~公式サイトより。

【今週の極私的見どころ!】
「みんな死んじゃえ」と荒んだ目で叫ぶツグミ(CV:小岩井ことり)より、「一緒になればみんな幸せになれる」と笑う真木ミナシ(CV:柿原徹也)への不快感。鷺沼アカシ(CV:松岡禎丞)と伊削ヘイト(CV:村瀬歩)の危険な共振。弓月マアム(CV:福圓美里)と破先エミル(CV:日笠陽子)の泣きたくなるような信頼関係。どこをピックアップすればいいかわからないほど内容の濃い30分でした。もうすぐ終わると思うと寂しい……。

【今週のおすすめ度】
★★★★★
(前回のあらすじはこちら

 無明領域に乗り込んだミナシは、一段とげっそりしたツグミにアカシ以外の人間はいらないと殺されかけます。しかしミナシはめげることなくツグミの心に踏み込み、世の中のみんなと心を一つにすることで誰もが幸せになれると説くのです。ミナシの言葉にほだされかけたツグミでしたが、「読島の怨念たちと一つになっても幸せになんてなれない」とミナシを全否定! ますますひどくなるミナシの的外れな思い込みには、視聴者も「ミナシがいなければここまで状況は悪化しなかった」と閉口ぎみです。

 感情を爆発させたツグミに共鳴して、無明領域はこれまでの何倍もの早さで広がっていきます。ミナシを追いかけてきていたアカシたちチーム・ガルグイユは緊急退避するものの、屍鋼に飲みこまれマアムを残す全員が精神を蝕まれていきます。

 そんな中、幻想に囚われたアカシはそこでヘイトと再会し、知らずと共振することで意識を取り戻すのです。今回、思念体である裸のヘイトがアカシの前に出現するたび、ネットは「腐女子得演出だ」と盛り上がっています!! 「他のメンバーに比べてヘイトだけ完全に屍鋼化するまでの時間が長すぎる」「そもそもヘイトは無明領域にいた時間も長いのに、なんでまだ生きているのか?」さまざまな疑問は尽きませんが、とにかくここに来てヘイトが活躍する演出に視聴者は好意的なようですね。

 突如現われた九ノ樹をマアムが発見したことで、精神崩壊を免れたガルグイユメンバーと研究班。阿倉カサネ(CV:前田愛)が九ノ樹を分析してみると、九ノ樹は無明領域の中で生き残るため、普通の樹木が2本繋がって屍鋼化に抵抗している姿であったことがわかります。ガルグイユは無明領域の浸食を食い止めるため、躯を無明領域中心部から遠ざける作戦を立てます。

 初めはアカシに白羽の矢が立っていたおとり役は、「マヴェスのほうが効率がいい。躯から逃げるだけなら私が行きます」と立候補したマアムに変更されます。このシーンで「そこに集う生き物を守るため自分の姿を変えた九ノ樹のように、自分も誰かを守る人間になりたい」と決心して戦場に向かうマアムの姿に胸が熱くなりました。ネットでも「マアムとエミルが絡むストーリーはいつも泣ける」「マアムが主人公みたい。格好いい!」と感動のコメントが多数上がっています。

 また、放送当初から画面が暗くて見づらいと言われていた作画には、「相変わらず暗いけど、キャラたちが前向きになって気にならなくなった」との意見も。第22話が面白かった理由の一つに、そうした隠れた演出の妙も影響しているのかもしれません。

 無明領域突入後、いざ躯を前にして恐怖に震えるマアムでしたが、エミルの支えを背中に感じながら必死に自分を奮い立たせます。思わず見入ってしまうほど緊迫したシーンですが、戦闘を余儀なくされたマアムが躯に押さえ込まれた機体を「動け動け動けっ!!」と無理矢理動かそうともがくセリフに、視聴者は「いつまで『エヴァ』のシンジ演出引っ張るの?」と呆れぎみ。佐藤順一監督が『新世紀エヴァンゲリオン』の制作に関わっていたから似通ってしまうのか、単純に脚本家さんがこのシーンにはこれしかないと思ったのか……。どちらにせよ、放送開始当初から「ロボット演出が『エヴァ』に似ている」と言われ続けた『M3~ソノ黒キ鋼~』は最後までオリジナリティには到達しなかったようです。

 ともあれ、もともと戦闘力の低いマアムでは成長した躯に打ち勝つのは困難。マアム死亡かと思われた次の瞬間――。アージェントに乗ったアカシがマアムを助けます! アージェントのリムはヘイトしか考えられませんが、ここにきて人間をリム化させるのは本末転倒ではないでしょうか? 疑惑を残す第22話はここで終了。

 未だに視聴者から「ストーリー的にロボットアニメの必要性はない」と言われながら、マヴェスの機体デザインや起動演出には定評がある『M3~ソノ黒キ鋼~』。ラスト2話でがつんと戦闘シーンを見せつけて、ロボットアニメの存在感を残してほしいと切に願います。
(文/牧野絵美)

『M3~ソノ黒キ鋼~』は“ロボットアニメ”の必然性を示せるか?のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューM3~ソノ黒キ鋼~の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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