――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『M3~ソノ黒キ鋼~
第14話「思ヒ残シノオト」

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M3~ソノ黒キ鋼~公式サイトより。

【今週の極私的見どころ!】
 破先エミル(CV:日笠陽子)と弓月マアム(CV:福圓美里)の美しき友情に号泣!! こんなに感動したのは『M3~ソノ黒キ鋼~』始まって以来です。エミルが生き返ることはないけれど、暗闇に一筋の光を見せた今回の評価は文句なしの星5つ! 屍鋼化したエミルがゾンビのように動くシーンは素で恐かったですが(笑)、感動と恐怖のコントラストが見応えある第14話でした。

【今週のおすすめ度】
★★★★★
(前回のあらすじはこちら

 OPとEDが変わり、物語はいよいよ後半へ。OPの思わぬ爽やかさに一瞬戸惑ったものの、本編の暗さとのギャップがむしろいい味を出していました。そんなOPを歌うのはアニメ界を飛び出すマルチプレーヤー・坂本真綾で、曲は「レプリカ」。対してEDは新進気鋭のバイリンガルシンガー・ナノの歌う「SABLE」。セーヴルは「黒色」という意味で、ナノ自身、作品の“黒”を表現したという攻撃的なアップチューンがかなり筆者好みでした。もともと豪華なスタッフ陣といい、このアニメはどんどんゴージャスな顔ぶれが揃っていきますね!

 さて、それではさっそく本編のストーリーを見ていきましょう! 前回、軍隊に協力要請し鷺沼アカシ(CV:松岡禎丞)を探していた復興支援企業体イクスは、無明領域拡大という失態を前に国から責任を問われていました。しかし水を向けられた夏入(CV:飛田展男)は、躯を倒したアカシはアージェントと共に死んだから責任の取りようがないと返答。……って、アカシ死亡!? 突然の悲報に視聴者は「一回見逃した?」と戸惑った反応を示すも、夏入のぶっ飛んだ説明を静聴することに。

 夏入の一人芝居&顔芸を割愛し、説明を要約すると、「責任の所在はどうでもいいが、生還した真木ミナシ(CV:柿原徹也)が躯の一部を回収してきた。研究を続ければ、屍鋼化を防ぎ、屍鋼化を治す特効薬が作れるかもしれない」ということでした。それを実現させるためには自分の頭脳が必要不可欠で、無明領域へ自由に出入させろと、夏入は極悪人面で軍を脅します。いやー。世界が破滅に向かっていても、この人の鬼畜ぶりだけは絶好調ですね! それはそうと、この説明の中で、10年前に無明領域から奇跡の生還を果たした子どもたちのことを「神隠しの子どもたち」と呼ぶことが発覚。ガルグイユメンバーは、この神隠し中の記憶がないようです。今さらな新しいワードの出現に、ネットでは「神隠しって何? どこかで出てきた?」と混乱ぎみのコメントが多数上がりました。

 会議から帰った夏入は、ミナシが連れ帰ったセーヴルの次なるパイロットにマアムを指名。どうやら伊削ヘイト(CV:村瀬歩)も生きていたようですが、「ヘイトは瀕死で動けないし、エミルはヘイトにむりやり乗られていたからかわいそう」というのが新たなパイロットを選ぶ理由のよう。そんな良い人ぶった発言より、ヘイトがなぜ屍鋼化もせず生きているのか説明してください夏入さん!! ヘイトを回収して、アカシを回収しなかったミナシの行動にも裏がありそうで嫌ですね。

 ともあれ、マアムは「エミルのため」と意を決してセーヴルに搭乗するも、共振率が上がらず失敗。これを機に、マアムはずっと引っかかっていた過去を知るため、“書いた記憶のない”昔の小説ノートを引っ張り出しました。黒く塗りつぶしたページに何かを思い出しかけたマアムは、塗りつぶした黒い部分を消し、下に書いてあった文章を初めて目にします。

 その直後、マアムはもう一度セーヴルに乗りたいと夏入に進言! 最近のマアムはエミルのために頑張っていて、健気ですね。エミルと同調を試みたマアムは、精神世界の中で初めて死神を見たあの廃病院にいました。あの時エミルを置いて逃げてしまったことを後悔し続けていたマアムは、奥へと歩みを進めていきます。たどり着いた部屋にいたのは、全身が屍鋼化しゾンビのように奇妙な動きをするエミル。このシーン、映画『サイレントヒル』を彷彿とさせるほど本気で恐い!! 恐怖のあまり再び逃げ出しそうになったマアムですが、エミルの目に哀しみの色を見て、失われた記憶をすべて思い出すのです。

 幼い頃、迷い込んだ小さな森に9人の子どもがいたこと。マアムはその子どもたちの輪に入れず、いつも一人で孤独な時間を過ごしていたこと。そして、その孤独感を埋めるように自分を“マァサ”という一人の少女に仕立てて小説を書いていたこと……ただ一人、そんなマアムを気にかけてくれていたエミルは、寂しそうなマアムを幸せにしたくて「一人ぼっちでもいい。世界中から無視されても全然構いません」と書かれたマアムの小説の続きに、「でも誰か一人でも自分を見つめてくれる人がいれば、世界はもう少しマシに見えるとマァサは思いました」と書き足したのです。エミルがあまりに良い子で、ネットでもエミルを褒め称えるコメントが多かったですが、筆者もますますエミルが好きになりました。記憶が戻ったと同時に、マアムはエミルもまた自分と同じように寂しさを抱えていたことに気づくのです。

マアム「伝わるよ。エミルの心。エミルの想いは死んでなんかいない。一緒にいていいよね?」

 泣きながら屍鋼化したエミルを抱きしめるマアム。エミルもまた初めて想いが伝わったことに涙し、マアムの心を受け入れるのです。するとリムのエミルとマアムの共振率が跳ね上がり、セーヴルが急速起動。その機体の中で、マアムは穏やかな顔でエミルとの同調を噛みしめるのでした――。


 いい話すぎる!! 主人公のアカシとヘイトは、もう用なしでいいんじゃないでしょうか。あとは波戸イワト(CV:前野智昭)と霞ライカ(CV:矢作紗友里)のどちらがリムになるのかが気になるところ。ヘイトがリムになってどっちも生き残る――という展開は無理矢理すぎるかもしれませんが、一組くらい幸せカップルがいてもいい気がします。今回最高だっただけに、次回が恐い……!
(文/牧野絵美)

レプリカ(初回限定盤)

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『ズヴィズダー』みたいに後から出演したりするんでしょうか。

美しき友情に号泣!! 感動と恐怖のコントラストが見事だった『M3~ソノ黒キ鋼~』第14話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューM3~ソノ黒キ鋼~日笠陽子の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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