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大岡信ことば館の公式HP内新海誠展-きみはこの世界の、はんぶん。-開催概要より。

 6月28日より、静岡県三島市の大岡信ことば館にて「新海誠展-きみはこの世界の、はんぶん。-」が始まった。会期は10月19日までと長く、8月24日にはアニメCM『クロスロード』のメイキングセミナーもあるので見逃せない。『クロスロード』は、キャラクターデザインと作画監督を田中将賀さんが担当した。田中さんは『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などで活躍してきただけに、新海誠監督の次回作に参加したら切なさが倍増するのではないかとの声もある。

 なぜ本展が三島市で開催なのかというと、その『クロスロード』の制作を新海監督に依頼したのが通信教育大手のZ会だからである。Z会の創業地は東京・新宿だが、戦後に業務を再開して静岡県駿東郡長泉町に本社を構えた。そして、その近隣・三島市にある会場の大岡信ことば館が入っているビルはZ会が所有している。

 大岡信ことば館は三島駅のそばにあり、三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線に乗った先の終着駅には、温泉街としても名高い修善寺がある。また並行している下田街道を南下すると天城峠に差し掛かる。あの石川さゆりさんの「天城越え」で歌われる峠である(2012年の第63回NHK紅白歌合戦では、『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦さんとのコラボも話題となった)。さらに下田街道を南下すると、終着地の下田市へ辿り着く。下田市は12年放送のアニメ『夏色キセキ』の舞台となった。

 静岡県ではイベントとしては「静岡ホビーショー」の開催が活況を呈している。静岡市には株式会社タミヤ(田宮模型)の本社があり、プラモデルなどの生産が多いことでも知られる。しかしガンプラを題材とし、舞台ともなっていながら静岡県で13年のアニメ『ガンダムビルドファイターズ』の放送はなかった。これは驚きではなく、静岡のアニメファンからはいつものように諦めとして受け止められている。それは静岡県が“アニメ不毛の地”と称されているからでもある。

“アニメ不毛の地”と称されるのは、基本的に深夜帯に放送されるアニメがフジテレビ系列の「ノイタミナ」の作品くらいしかないためである。しかも「ノイタミナ」の放送が始まったのも11年からで、『夏色キセキ』や13年の『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』(以下、『勇しぶ。』)が放送されたのも「奇跡」と呼ばれる始末である(『勇しぶ。』の舞台は同県掛川市)。そのくらい放送作品が少ない地としてアニメファンが嘆く土地柄なのである。放送作品が少ないのは静岡県に限らないものの、やはり東京と名古屋の中間というデッドスポットは覆しようがなさそうだ。

 アニメの放送では『キテレツ大百科』の再放送の多さがネタとして挙げられてきた。そして今年は『ONE PIECE』がこの“再放送ループ”の仲間入りを果たしたようだ。一方、今年は静岡市清水区出身で『ちびまる子ちゃん』の作者・さくらももこさんのマンガ家デビュー30周年である。また静岡放送がDLEと08年から企画してきたショートアニメ『パンパカパンツ』が長編映画化するなど、盛り上がりを見せている。いずれにしてもアニメファンにとって郷土愛を試される地方であることは確かだろう。今後の展開に期待したい。
(文/真狩祐志)

■「新海誠展 ―きみはこの世界の、はんぶん。―」
http://kotobakan.jp/exhibitions/shinkai-makoto

※掲載当初、Z会本社の位置に間違いがございましたため、記事を修正を致しました。ご迷惑をおかけした読者の皆様ならびに関係各位には深くお詫び申し上げます。

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