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風立ちぬ』公式サイトより。

 6月18日にDVDとBle-rayが発売された、スタジオジブリ作品『風立ちぬ』。発売を記念して、SHIBUYA TSUTAYAなど全国の100店舗を限定に、「大きな風立ちぬ GIANT PAPER 宮崎駿とジョン・ラセター ふたりのこと」が無料配布されている。

「大きな風立ちぬ GIANT PAPER」には、文芸評論家の市川真人が、映画の題名に由来する小説『風立ちぬ』について、作者の堀辰雄の半生を追いながら、映画と小説の関係性について考察するコラムや、またお菓子研究家の福田里香が、本作の主人公である堀越二郎をはじめとするジブリ作品の“メガネキャラ”のルーツや魅力に迫るコラムなどが掲載されている。中でも注目は、ジブリのプロデューサー・鈴木敏夫が、世界のアニメーション界を牽引してきた宮崎駿とピクサーのジョン・ラセターの関係について語ったインタビューだ。

 鈴木敏夫いわく、2人の出会いは1982年、ロサンゼルスで日米合作映画の『リトル・ニモ』が制作されていた時のこと。宮崎が手がけた『ルパン3世 カリオストロの城』を見て衝撃を受けていたラセターは、この時の出会いを運命的に感じ、その後宮崎を「心の師」として慕うようになったという。宮崎は作品のテーマを話し合う前にとりあえず絵を描くという“アメリカ流の映画作り”に納得がいかず、結局帰国してしまうのだが、のちに大きな関係を築くラセターと出会えたことや、ディズニーの黄金期を支えた伝説のアニメーターたちから技術講習を受けるなど、けっして嫌なことだけではなかったという。

 また、インタビューでは1987年にジブリが『となりのトトロ』と『火垂るの墓』の製作をしていた時に、ラセターがなんの前触れもなく宮崎に会いに来たエピソードなどが明かされるなど、2人が親睦を深める様子が語られ、今回の『風立ちぬ』のアメリカ公開を全力でサポートしたラセターが本作に対して「これは反戦の映画だ。ひとつの技術が世界を変えることも、滅ぼすこともある」と語ったという話も明かされた。

 鈴木敏夫はインタビューの最後に、「じつは、ラセターのかねてからの提案もあって、あらためていっしょに仕事をしようという話もあるんですよ」と明かし、まだどのような形になるのかわからないが、お互いにアイディアを出し合っているとのこと。これからも宮崎駿とジョン・ラセターの旅は続くだろう。
 
 本紙ではほかにも、2013年6月25日に行われ、宮崎駿と庵野秀明、松任谷由美が登壇した『風立ちぬ』の完成記者会見の全文掲載や、また7月19日に公開されるジブリ新作『思い出のマーニー』のポスターも掲載されており、『風立ちぬ』ファンだけではなく、ジブリファンも必見の紙面に仕上がっている。「大きな風立ちぬ GIANT PAPER」の配布状況については、『風立ちぬ』公式サイトのお客様相談室、または各配布店舗で確認できるので、要チェックだ。

■映画『風立ちぬ』公式サイト
http://kazetachinu.jp/

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