フランスと言えば“芸術の国”というイメージを持つ人は多いのではないだろうか。ちょっと考えただけでも、世界最大級の美術館であるルーブル美術館があったり、ゴーギャンやモネと言った超有名な画家を輩出していたり、また日本からも黒田清輝や藤田嗣治など有名な画家が留学していたり…と様々な観点から美術史が証明している。しかし、これはあくまで美術史に名を残しているから、という部分が大きい。現代のフランスにはどんな芸術があるかご存知だろうか? 現代フランス芸術については学校などで学ぶ機会も少ないだろうから、知る人はあまりいないはず。というわけで、現代のフランス人アーティストをご紹介しよう。

今回紹介するのはThomas LAMADIEUだ。彼は空に絵を描くアーティストとして名を馳せている。ビルの間から見上げた空が彼のキャンパス。サイト(http://www.buzzly.fr/un-artiste-francais-remplit-le-ciel-avec-ses-superbes-illustrations-originales.html)に掲載されてい写真は、彼が撮影したものだ。どうだろう。「おしゃれな漫画の絵っぽい!」と感じないだろうか。

 フランスには漫画やアニメ大好き!な人が日本に劣らず多い。実は、フランスにはバンド・デシネと呼ばれる漫画に非常によく似た文化がある。バンド・デシネという言葉は初めて聞く人も多いかもしれない。

 バンド・デシネとはフランスやベルギーを中心とした漫画の文化だ。起源は古く、wikipediaによると1830年代初期にはスイスで「l'Histoire de monsieur Jabot」という作品がRodolphe Töpfferによって発行されたと記録されている。フランスにはそもそも漫画に近いの文化が存在していたのだ。ただ、日本の漫画よりもアメリカンコミックに近く、絵に重きを置いていたり、カラーの作品が多いという特徴がある。フランスでは「9番目の芸術」とされ、研究の対象にもなっているそうだ。

 一見わたしたちとは馴染みがなさそうなこの文化だが、日本を含め世界中で非常に人気がある「tintin」もこのバンド・デシネの1つだ。そう考えるとなんだか身近に感じはしないだろうか。また、メビウスやエンキ・ビラルと言ったバンド・デシネ作家は日本の漫画界の大御所たちにも影響を与えている。例えば、宮崎駿。彼はメビウスのファンだと公言している。対談を行なったり、パリで「宮崎駿―メビウス」展を開催したりもした。荒木飛呂彦は自身の単行本のあとがきで、エンキ・ビラルが好きなことを挙げている。日本でも出版されているエンキ・ビラルの作品は大友克洋監修だったりもするのだ。

 今や海外のアニメや漫画をふつうに見ることができる時代になっている。紹介したThomas LAMADIEUは漫画家ではないが、彼もそのような時代や文化の中で育ったひとりだろう。漫画とバンド・デシネ、似た文化を持つ国同士として、フランスと日本はお互いに影響し合い、おもしろい作品を生み出すアーティストが増えていってほしいものだ。もしかしたら、近い将来、芸術の国とオタク文化発信の国は入れ替わっているかもしれない。
(文=柏葉美月)

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