――アニメ映画やマンガ原作映画など……今や日本の映画業界を語るにも、アニメやマンガは欠かせないものとなっている。そんな国内映画ランキングにおけるアニメ映画らを定点観測!

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『劇場版 仮面ティーチャー』公式HPより。

 興行通信社発表の2月22日~28日の国内映画ランキング(観客動員数)によると、アニメ・マンガ原作・特撮映画関連では、先週に続いて『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』が1位と、好調をキープ。ほか、『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』が初登場で5位、こちらも初登場の『劇場版 仮面ティーチャー』が6位にランクインした。先週8位だった『劇場版 TIGER & BUNNY-The Rising-』は、1つランクを落としたものの9位と健闘。先週10位だった『THE IDOLM@STER THE MOVIE』はトップ10からついに陥落した。

 6位にランクインした『劇場版 仮面ティーチャー』は、『湘南純愛組!』『GTO』(共に講談社)の藤沢とおるによる同名原作(集英社)の作品。本作は、近未来の不良たちによって崩壊した学校を舞台に、政府が新たな学校更生プログラム“仮面ティーチャー”によって、不良を制圧するというストーリー。不良マンガの雄である藤沢らしく、ただ単に暴力や腕っ節の強さを誇示するのではなく、人間の機微や心境の変化も見事に描き、2013年にテレビドラマ化もされ、今回の映画化となった。

 主演はテレビドラマと同じくKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔。また、生徒役をSexy Zoneの菊池風麿、ジャニーズJr.のジェシー、岸優太、京本大我、関西ジャニーズJr.の小瀧望、ジャニーズJr.内ユニットSnowManの佐久間大介、阿部亮平、宮舘涼太、金髪先生役をA.B.C-Zの塚田僚一らが務めるなど、ジャニーズ事務所所属のタレントが多く出演しているのも特徴だ。

 不良マンガのキャスティングといえば、古くは『ビー・バップ・ハイスクール』(講談社)での清水宏次朗、仲村トオル、『湘南爆走族』(少年画報社)の江口洋介、織田裕二、近年では『ROOKIES』(集英社)の市原隼人、小出恵介、城田優、高岡蒼甫(現・高岡奏輔)、佐藤健、『クローズ』(秋田書店)の小栗旬、小説からマンガ、実写映画となった『ドロップ』(秋田書店)の成宮寛貴、水嶋ヒロなど、ヒット作には、多くのイケメン俳優が出演している。

 一昔前の任侠映画のようにコワモテを出して妙なリアリティを追求するよりも、整った顔のイケメン不良を登場させたほうが、よりヒットする傾向があるようだ。悪役すらもイケメン俳優が務める原題は、ゴリゴリの悪人顔俳優たちにとって受難の時代なのかもしれない……。

 ちなみに、今週はトップ10から陥落した『THE IDOLM@STER THE MOVIE』だが、3月1日~2日のランキングでは、10位に返り咲いている。果たして次回の週間ランキングでは、見事トップ10に復帰できるか? ほかの作品と共に引き続き、推移をレポートする。
(文/高橋ダイスケ)

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