インターネットが普及し、Youtubeなどの動画配信が生まれてからというもの、CDがオワコンだとされてきている。実際、CDの売上が落ちてきているというニュースはよく目にする。各メジャーレコード会社もあの手この手を尽くしてなんとか立て直そうと頑張っているものの、一部のトップアイドルやアーティストをのぞけば1,000枚売るのがやっとなんていう話も耳にする。

「いまはアニメやゲームなどのタイアップがあった方が明らかに売れますね。正統派のアーティストとしてデビューするよりもアニソン(編注:ゲームソングを含む広義の意味でのアニソン)の歌手としてデビューした方がコアなファンがついて長生きする可能性も高いです。またボカロやニコ動関連のものをCD化するのも売れますね。正統派のアーティストよりも宣伝云々を考えるとコストパフォーマンスも圧倒的にいいんです。うちではボカロ関連のアルバムをリリースすると、7,000枚くらい初動で動く計算でいますよ」(某メジャーレーベルプロデューサー)

 7,000枚という数字は、CDが100万枚売れていた時代からすればインパクトが小さいが、いまでは大きい数字なのだろう。2000年代に入ってからというものPCの普及によりオタクの人口爆発が起きたことで、オタク文化の一般認知度が上がり、アニソンや声優に注目が集まるようになったのは想像に難くない。

 これらと同時に注目したいのはエロゲーの音楽だ。毎年エロゲーが原作のアニメ作品が数本放送されることもあり、エロゲーも一つの文化として認識されているが、テレビアニメと違い、主題歌CDが特典としての配布はあってもリリースされなかったり、リリースはされてもメジャー流通でなかったりと、アニメ主題歌からするとやはり認知度は格段に下がってしまうのが現状だ。しかし、エロゲーソングには非常に優れた曲が多い。

「エロゲーに使われる曲は確かに名曲と言われるものが多いですよ。周囲とのしがらみがなく、クリエイターが自由にのびのびと楽曲を作れる傾向にありますからね」(エロゲーに詳しいライター)

 アニメ化してゲームの楽曲がそのまま使用されなければ認知度が上がりにくいのはエロゲーという特殊な市場を考えると、仕方がないのかもしれない。しかし、「認知されずに終わるのはもったいない! 知ってもらえれば感動してもらえるはずだ!」という曲がごまんとあるのは事実。

 そこで今回は昨年のOZZFEST、今年はSCREAM OUT FESTが開催されるなど根強い日本のメタル人気にちなんでエロゲー主題歌としての熱いメタルソングを3つ挙げてみよう。

●疾走感抜群!16分の刻みが心地良い!電気式華憐音楽集団の代表曲『Vampire』


 エロゲー界のメタルバンドといえば電気式華憐音楽集団(通称デンカレ)だろう。デンカレはメタルが基本だが、様々なスタイルの楽曲をゲームに提供している。長らく覆面バンドのようなスタンスで、楽曲の提供のみでの活動だったが2011年の年末に活動10周年を記念して最初にして最後(?)のライヴを横浜ブリッツで敢行した。その後、M3などの同人音楽イベントに参加するなどはあったものの、表だった活動はゲームの提供のみにとどまっている。最初で最後なんて言わず、もっとガンガンライヴを行ってもらいたいものだ。

 『Vampire』は冒頭から16分刻みのギターリフにスラッシュビートとも言える突進力のあるドラムが特徴のまさに典型的なメタルソングだ。初期のX JapanやSEX MACHINGUNSなどが好きな方はすぐに気に入るだろう。

 ちなみに『Vampire』は鬼畜・陵辱・触手などハードな内容でおなじみのBlack Cyc(ブラックサイク)から発売された『MinDeaD BlooD ~支配者の為の狂死曲~』で主題歌として採用されている。このゲームだが、吸血感染アドベンチャーとうたった作品で、エログロ描写満載のその手が好きな方にはたまらない一品だ。エロゲーに触れたことがない方でもホラー映画好きな方にはぜひおすすめしたい。ただし、攻略難易度はかなり高いのでご注意を。

0:15~0:22で『Vampire』の一部を聴くことができる。

●これぞ正統派ジャパメタ!歌メロ重視のHR/HM 青葉りんご『操り人形の夜 –the final-』


 青葉りんご氏といえば、2005年『黒の歌姫』(CLOCKUP)でエロゲー声優として活動開始して以来、年に数十本の単位で出演し続けるエロゲー声優界の中でもトップクラスの売れっ子声優だ。活動のメインがエロゲーではあるが、エロゲー原作のテレビアニメ化作品に出演する際も名義を変更しない。様々な声をキャラクターごとに使い分けられる一方で、パワフルな歌声を披露することもできる多才な声優なのだ。

 『操り人形の夜 –the final-』はマイナー調のアルペジオの導入からジャパメタ王道のドンパンドドパンのゴールデンフレーズともいえるドラムパターンのまさに正統派HR/HMのスタイルを取っている。ギターリフが前面に出ていないので、ハードなJ-Rockと考えられなくもないが、LoudnessやAnthemなどのジャパメタ好きには刺さる楽曲だろう。

 『操り人形の夜 –the final-』はアトリエかぐやからリリースされた『最終痴漢電車3』の主題歌となっている。このゲームはタイトルそのままの凌辱ゲーではあるのだが、単なる痴漢ものではなくシナリオはしっかりとしていて、ゲーム性を保っている。ゲームのPVと楽曲の確認は『最終痴漢電車3』の公式HPから確認ができるので、気になる方は要チェックだ。

◆最終痴漢電車3 デモムービー
http://www.a-kaguya.com/products_HB/lmt3/movie.html
 

●実に“漢”らしいHR/HM!流れた瞬間アドレナリン爆発間違いなし!VERTUEUX『疼(UZUKI)』


 最後は、Valentine D.CのヴォーカリストであるKe1とHIDEKIからなるロックユニットVERTUEUXの『疼(UZUKI)』だ。この曲はニトロプラスの創立10周年記念として2009年にリリースされた『装甲悪鬼村正』の挿入歌として使用された。VERTUEUXはニトロプラスの楽曲でおなじみのGEORIDEに所属している。2012年大阪の心斎橋で起こった通り魔事件に巻き込まれて急逝した南野信吾氏がプロデューサーとして関わっていた。Ke1は伸びやかだけれども太い声を持っていて、ハイトーンになっても声が薄くならない。実に芯のあるヴォーカルを『疼(UZUKI)』でも披露してくれている。この曲も、BPM180のジャパメタ王道のリズムで突き進む正統派なスタイルだが、ギターリフを前面に押し出すような作りにはなっていないために、人によってはハードなJ-Rockに思えるかもしれない。しかし、やはりこの曲もLoudnessやAnthemといったジャパメタ好きは必ず心を鷲づかみされるはずだ。実際、『疼(UZUKI)』が収録されたEPがゲームの発売に先駆けてリリースされたのだが、その当時、挿入歌という扱いだったにも関わらず『疼(UZUKI)』を推す声がたくさんあがっていた。

 『装甲悪鬼村正』は記念作品の位置づけだけあり、フルコンプするには100時間は要するんじゃないかというほどのメガボリュームの一大暗黒叙事詩となっている。重厚で緻密に練られたシナリオと、作中では劔冑と称される兵器のデザインと設定の完成度の高さがもはやエロゲーの枠を軽く超えていると話題になった。リリース後も多方面にメディア展開し、人気を維持し続けている。アニメ化やコンシューマー化の話はあがっていないが、ニトロプラスのファンからは熱い要望があがっている作品だ。筆者も廃人一歩手前までやり込んだ。

 ニトロプラスには『疼(UZUKI)』の他にも、それこそ『装甲悪鬼村正』の主題歌である『MURAMASA』や『吸血殲鬼ヴェドゴニア』の主題歌である『White Night』などの激熱メタルソングもあるので、まだニトロプラスの楽曲に触れたことがない方はぜひ聴いてみてもらいたい。

0:31~0:37で『疼(UZUKI)』の一部を聴くことができる。
(文=Leoneko)

装甲悪鬼村正 通常版

装甲悪鬼村正 通常版

神ゲーすぎる。とりあえずやってみてくれ。

【メタル好き注目】これがエロゲーの主題歌なの?! メッチャ熱いメタルなエロゲーソング3選!のページです。おたぽるは、PCゲームその他ゲーム音楽エロゲーニトロプラスメタル美少女ゲーム電気式華憐音楽集団青葉りんごの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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