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『ハイキュー!!』第1巻(集英社/古舘春一)。

 今年4月からアニメがスタートするバレーボールマンガ『ハイキュー!!』(集英社)。放映が楽しみだが、同作にはコミックスだからこそじっくり楽しめる魅力として「徹底した手の描写」がある。

『ハイキュー!!』は全国大会出場をめざす烏野高校男子バレー部の日々を描いたスポーツマンガだ。抜群の身体能力を持つまっすぐな性格のアタッカー・日向翔陽と、「コート上の王様」の異名を持つ我の強い天才セッター・影山飛雄。同じチームの2人が切磋琢磨するのを軸に、信頼の重要性、バレー競技のかけひきのおもしろさを教えてくれる。

 作品では練習や試合を通していろんな選手のいろんなプレーが登場するが、そのプレーひとつを手の描写が支配することが多い。

 もともとバレー競技において手の“表情”は多彩だ。スパイクを打つ瞬間の平手、トスを上げるときの反った指、レシーブで受けるために力強く組まれた両手、ブロックするときの大きく開いた指――プレーに応じて手の形が著しく違う。手をみるだけでだいたいなんのプレーか予想がつくほどだ。

『ハイキュー!!』ではさらに、いろんなアングルや線の太さで手を描くことで、手の持つ個性がより豊かになっている。

 例えば第1話で初めて日向にトスが上がるコマ。ボールへ走り出す日向を右斜め後ろの角度からとらえることで、日向の右手が体より大きく見える。さらに右手はコマの枠を突き破っているので、シーンにおいて存在感がますます大きい。この右手でこれからスパイクを打ちに行き、何か大きなインパクトを残すんだろうなと予感させる。実際にこのあと日向はスパイクの瞬間高い跳躍で敵チームにいた影山を驚かせている。

 ほかにも第1話の、日向のスパイクを敵がブロックしようとするコマ。敵陣から見たブロックの手4本がコマ全体を覆い、向こう側にいる日向の体まで隠してしまう。手の甲の影もリアルに描かれて威圧感がすごい。案の定、次のコマで日向の打ったボールは自陣へ弾き落とされる。

 こうしたアングルや陰影を駆使した手の深い表現で、コマ全体のシーンや、その先の展開まで読み手に想像させるのだ。

 この描き分けはすごい。手の描写は難しいからだ。

「何十年も描いているプロでも手は難しい」と、マンガの作画入門書『ジャンプSQ.マンガゼミナール MANZEMI』(集英社)にはある。「指は数が多いしバランスが取りづらい」「形状が複雑」――長さの違う5本の指がそれぞれ動く手は、見せる姿が無数にあるのだ。加えて手は360度いろんな角度から見たとき形が全然違う。『MANZEMI』では初心者がまずチャレンジすべき手のデッサンとして、4種類の手の形に対してそれぞれ24パターンの角度で、両手合計192パターン描写することをあげている。

 それほど角度によって見た目が違う手を、『ハイキュー!!』ではいろんな形・アングルで見せてくる。1巻に影山のトスの手は12回出てくるが、どれひとつとして同じパターンはない。

 手の描き分けの難しさもあってか、手を大きくフューチャーしたりたくさんの手の形が出てきたりするマンガは少ない。バレー競技マンガにおいて惜しみなく手で魅せてくる『ハイキュー!!』はほかのマンガと一味違う楽しみがある。

 こうした手の表現をじっくり見られるのはコミックスの特権だろう。アニメ放映前にこちらのほうにも注目を。ちなみに高身長ブロッカー・月島蛍の手は、指がスラッと長くてセクシーなので特にじっくり見てほしいところだ。
(文/黒木貴啓)

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