――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『スペース☆ダンディ』
第1話 「流れ流されて生きるじゃんよ」

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『スペース☆ダンディ』公式HPより。

【今週の極私的見どころ!】
 隆起しては崩れていく“真四角”の岩塊! 岩塊!! 作画好きの方ならピンとくるように、“真四角”のエフェクトといえば、アニメーター・中村豊さんでしょう!! 小気味良い音楽と共にぬるぬると動く作画がたまりません。そのほか、『時をかける少女』や『サマーウォーズ』の作画監督で知られる青山浩行さんも参加するなど、作画ファンには垂涎ものです。

【今週のオススメ度】
★★★☆☆

「オッパイ、オッパイと誰もが言うさ。だがな、俺に言わせりゃそんなのはどうしようもない。<中略>いい女の条件ってもんがわかっちゃないぜ」と、冒頭からそう語り出すのは、本作の主人公・ダンディ(CV:諏訪部順一)。「何よりも大事なものはK・E・T・S・U。そう、ケツってことだ!」と、アグネス・ラムを引き合いにおしりの魅力を語り出します。ネットでは、“ケツ派”の人々が「(ダンディ)に完全同意」と賞賛の声を送っていました。

 そんな中、取ってつけたような前説では、人類がはるか銀河の果てまで進出している宇宙世紀0040(ダブルオー・フォーティ)、広大な宇宙には無数の宇宙人がひしめきあっており……と、つまり「舞台はエイリアンが存在する宇宙です」という本作の世界観が説明されました。なんとも簡素な解説です。

 ともあれ金策を求め、ダンディは、銀河のパイオツのでっか~い(気持ちを込めて)女性が集まるブレストラン「ブービーズ」へと赴きます。ブレストランとは、ナイスバディーなチャンネーが接客してくれる飲食店で、現実には「フーターズ」などが人気ですね。

 ダンディの職業は、ウジ虫……じゃなかった、銀河を駆ける宇宙人ハンターだそう。宇宙人ハンターとは、誰も見たことがない宇宙人を見つけて「宇宙人登録センター」に登録することを生業にしています。というわけで、ブービーズを楽しむ宇宙人の中に未確認の宇宙人がいないかを確認していく、ダンディの相棒である掃除機ロボット・QT(CV:佐武宇綺[9nine])。そこで2人(1人とロボット)は、ブービーズガールの胸や尻を盗撮しているネコみたいなベテルギウス星人・ミャウ(CV:吉野裕行)に目をつけます。盗撮に気づかれたと思い店内を逃げるミャウを、新種の宇宙人かと勘違いして追いかけるダンディ。大捕り物を繰り広げた結果、無事ミャウを捕獲するのでした。

 一方、ダンディを宇宙から監視する者が……。ゴリラみたいな風貌のゴーゴル帝国のゲル博士(CV:石塚運昇)です。「ついに見つけたぞ、ダンディ」とつぶやきます。そもそもこの世界では、ゴーゴル帝国とジャイクロ帝国の2つが宇宙の覇権をめぐって争っているとのこと。また、ゲル博士の上司と思しき閣下(CV:銀河万丈)いわく、ダンディが“宇宙全体の鍵”を握っている存在だというのです。まったくそうは見えませんが、きっと暗くてダンディな過去を背負っているのでしょう。

 そんなこととはいざしらず、宇宙船に帰還したダンディ一行。ミャウが未確認の宇宙人がいる惑星を知っているということで、一行はその惑星を目指すことにします。ポンコツワープ装置で間違えて転送された先には、謎の宇宙ヒモが。とりあえず宇宙ヒモを引っ張る一行。その様子をモニターしていたゲル博士はそのヒモを「“あの”パイオニウムなのか…!?」と戦慄します。これは完全な伏線ですね。「超ひも理論」的な何かでしょうか?

 かたや、ゴーゴル帝国第7艦隊と共に「地獄の果てまで追い詰めてやるぞ、ダンディ」と意気込むゲル博士ですが、ダンディを見失ってしまいます。「とりあえずまた探します。来週でいいですかね?」と伺うゲル博士の宇宙船を、「いいわけねーだろ」と、閣下は容赦なく爆破。大仰なキャラクターデザインのゲル博士ですが、『ヤッターマン』のドロンボー一味的なポジションの予感……。

 どうにかして、たどり着いた惑星に降り立つダンディ。しかし、その惑星では、宇宙人同士が血を血で洗う戦闘をしていたのでした。やむなく逃げ惑うダンディとミャウ。作画はそれはもうぬるぬると動きます。とにかく気持ちいい!

 そんな中、QTが居残る宇宙船にはグロテスクなクモのような宇宙人が侵入。助けを求めるQTに、ダンディは「最後の手段」として、ハワイの土産もの人形みたいなスイッチを押させるのですが、それは“惑星ごと破壊しちまうような”爆弾のスイッチでした! 

「ありがとうダンディ。キミの勇敢で適当な行動を誰もが忘れないだろう。多分」と、ナレーション(CV:矢島正明)。まばゆい閃光に包まれる中、「THE END」の文字が浮かび上がります。ご視聴ありがとうございました! と、ここで第1話が終了。ネット上では「良い最終回だった」と、みなさんご満悦の模様。さすがにアニメファンの方々は、訓練されすぎです。


『スペース☆ダンディ』第1話は、監督が『カウボーイビバップ』などで知られる渡辺信一郎さんだけあって、ハードボイルドものを期待していた層から「ドタバタコメディだったのは残念」「すべっていた」といった不満の声も上がっていました。しかして、まだ第1話。世界観やキャラクターの説明に割かれた部分も多く、今後の展開がなかなか読めません。

 筆者的には、エンディング曲を担当するやくしまるえつこさんといい、ミャウ役の吉野裕行さんの演技といい、内容は全然違うのですが、どことなくアニメ『四畳半神話大系』を思い起こしました。事前に発表された本作への参加クリエーターとして、『四畳半神話大系』の湯浅政明監督の名前も挙がっていましたが、どのような絡み方になるのか? 今から楽しみでなりません。

 また、エンディングの絵コンテ・演出は、『LUPIN the Third-峰不二子という女-』や『ミチコとハッチン』の監督としても知られる山本沙代さんが担当。CDジャケットを彷彿とさせるオシャレなアイキャッチは、『ミチコとハッチン』や渡辺信一郎さんの手がけた『サムライチャンプルー』を思い出させます。

 ともあれ『スペース☆ダンディ』は、心地よい音楽とぬるぬる動く作画、何も考えずに見れるストーリーと、日曜の夜に見るにはピッタリのアニメかもしれません。第2話「幻の宇宙ラーメンを探すじゃんよ」に期待しましょう!
(文/中目黒日向子)

渡辺信一郎、やくしまるえつこらが手がける話題の『スペース☆ダンディ』第一話の評価は?のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューやくしまるえつこスペース☆ダンディ渡辺信一郎の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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