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支倉凍砂氏の代表作『狼と香辛料』(メディアワークス)。

 今年8月に起こったライトノベル作家中傷騒動記事参照において、小説家・橋本紡氏への誹謗中傷工作をネット上で行っていたのではないか? と目された若手ラノベ作家グループ、通称「池袋組」。その中心人物である作家・杉井光氏と支倉凍砂氏両名の巻き起こした騒動によって、事情に明るくない人の間ではまるで悪の巣窟のような印象が広まってしまった。そこで本稿では、「池袋組」が本来はどのような経緯で形成された集団なのか、構成メンバーやグループの目的は何なのか? といった疑問を明らかにしてみたい。

「池袋組」に関して今のところ信頼に足る資料となるのは、2008年8月に一迅社文庫から刊行された風見周氏のラノベ『女帝・龍凰院麟音の初恋』1巻の後書き、および10年05月にウェブサイト「GIGAZINE」で行われた鏡貴也氏ロングインタビューである。これらの文中では当グループは『いけぬこ研究会』と呼称されている。

 上記の資料によれば、「池袋組」が最初に組織されたのは07年ごろにまで遡る。発端は風見周氏(代表作『僕と彼女がいちゃいちゃいちゃいちゃ』)と鈴木大輔氏(代表作『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』)が執筆のための共同部屋を池袋に借りたことからスタート。その後、鏡貴也氏(代表作『伝説の勇者の伝説』)も加わったが、家賃が高騰したため07年8月頃に同じ池袋にあった支倉氏の仕事場に転がり込む形で合流。その後、口コミによって同年の秋から冬にかけ上月司氏(代表作『れでぃ×ばと!』)、あざの耕平氏(代表作『BLACK BLOOD BROTHERS』)、杉井氏が続々と集結。年を越え、08年初頭には有沢まみず氏(代表作『いぬかみっ!』)が加入する。同年中には鯨晴久氏(代表作『みんなのヒ・ミ・ツ』)、鈴木大輔氏(代表作『ご愁傷さま二ノ宮くん』)も加わり、以降は支倉氏・杉井氏両名を中心とした作家集団として10年頃には準メンバーも含め30人ほどに膨れ上がっていた、とされる。杉井氏が08年09月にGA文庫から発売された『ばけらの!』では、杉井氏自身を含めたメンバーをモデルにしたと思しきキャラクターが続出。池袋組の仲の良さと結束の高さが伺える。また、上記に挙げた作家たちの多くはアニメ化作品を輩出しているなど、高い人気を誇っている。

 このように『池袋組』は、若手作家の交流と互いの作品を批評しあい切磋琢磨する集団として機能する限りでは、確かに梁山泊、あるいはラノベ版のトキワ荘と呼べる素晴しいグループであると言えよう。しかし、職業を同じくする仲良し集団である事のネガティブな側面……もし学生のサークルノリ的悪ふざけの延長で軽い気持ちでグループ外の他者への誹謗中傷を行っていたのだとすれば、プロフェッショナルの集まりである以上許されることではない。更にはサークル内でそうした行為を増長する同調圧力的な空気が蔓延していたのだとすればとんでもない事である。

 中傷騒動の起こった今年8月末に、支倉氏は『ネット上の一つの意見として』というエントリーを自身のブログにてアップ。橋本氏中傷事件への関与を全面否定したが、橋本氏は自身のツイッターで「事実関係を、書いておきましょう。杉井君からはコピー&ペーストの謝罪文が届きました。それだけです。支倉君とは数年前、かなりの回数、メールのやりとりをしました。杉井君とのやりとりより不快でした。」とツイート。この発言に関して支倉氏は沈黙を保っている。

 こうした動きに業を煮やした一部のネット民によって、過去に支倉氏が2ちゃんねるの荒らし用サーバーを提供していた悪質コテハン疑惑、さらには親族の職業に関する真偽不明の情報などが続々と2ちゃんねるに投下されるなど、時間とともに収拾の付かない状態になりつつある。

 昨今話題となったアルバイトテロ事件などの顛末からも明らかなように、最近ではネット上で何かしくじりを起こした場合、バッシングの炎上事態へとあっという間に進行する。ネット社会では「沈黙は金なり」という理屈は通用しないのが現状だ。相手の顔の見えないインターネットにおいてもリアルの社会生活と同様に真摯で誠実な態度が望まれるのではなかろうか。支倉氏の次なる発言に注目したい。
(文/出口ナオト)

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